今日の記事では、オプショントレードの超入門編という事で、
「権利行使価格」について書いてみようと思います!
権利行使価格とは、教科書的には
「オプション取引で、オプションの買い手が権利を行使する際にあらかじめ決められた原資産の価格のこと」
のように書かれていますが、これではよく意味が分かりません(笑)
従って、今度もまた動画で説明します!
どうやったら分かりやすいか工夫しましたので、
初心者の方に見ていただけると嬉しいです
権利行使価格とは、ちょっと乱暴な言い方ですが、
「SQ時にこの価格に届いていなければ、利益を得られる価格」です。
逆に言うと、「この価格に届いてしまうと損失」になってしまう価格でもあります。
例を挙げると、日経平均24,000円の時に
権利行使価格25,000円のコールを売った場合、
SQまでに日経平均が25,000円に届かなかったら利益総取りです。
25,000円でも23,000円でも同じ利益です。
逆に、25,000円を超えてSQを迎えた場合損失になります。
(厳密には、最初にプレミアムを得ているので25,000円をちょっと超えたあたりが損益分岐点です。)
25,000円をどれくらい超えてきたかで、損失額が変わります。
つまり、25,100円と26,000円では損失額が全く違います。
なので、オプションを売る際は、どの権利行使価格を売るか?
は非常に重要になってきます。
では、思いっきり遠くの権利行使価格を売っておけば有利なのか?
というとそういうわけではありません。
確かに、日経平均24,000円の時に、18,500円のプット(3月限)を売れば
凄く有利な気がします。
なんせ5,500円も離れているので3月13日のSQまでに到達する可能性がほぼゼロです。
実際こういうやり方をしていると、勝率99%も夢ではありません。
でも「有利な方法」かというとそれは違います。
勝率99%でも残りの1%の負けで、今まで得た利益を全て吹っ飛ばしてしまうからです。
従って、勝率は高いのは事実ですが、
有利な方法かといえばそうではありません。
結局、得た利益を全て飛ばすので±ゼロです。
±ゼロで終わればまだ運がいい方で、多くは元金も失って退場してしまいます。
これは、コールでも同じことが言えます。
プットと比べて暴騰リスクは少ないですが、
コールはプットと比べて相対的に近いところを売らないと利益になりません。
プットは大暴落で一気に退場者が出るので目立ちますが、
コールは相対的に近いところを売らないといけないので、
大きな急上昇があれば、遠くを売っていたとしても結構追い込まれます。
僕が日経225オプションで損失になったのは、このコール売りの方が多いです。
プットほど怖さが無く、安易にコール売りをした時に
予想もしない大幅な上昇がきて損失になることは多々ありました^^;
なので、安易なコール売りもやらない方が良いですね!
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