100%確実に起こることを味方につける、タイムディケイ

タイムディケイ オプショントレードの基礎(初心者向け)

この記事では、オプションの入門編という事で、
「タイムディケイ」について解説していきます。
オプション売り戦略の勝率が高いのは、
このタイムディケイがあるからです。
タイムディケイとは、オプション価格が時間とともに減少していく現象で、
100%確実に起こるため、勝率が圧倒的に高くなります。

以下の動画では、タイムディケイの本質について解説しています。
なぜ、タイムディケイでオプション価格が減少するのか、
人生に置き換えて解説している動画は他に無いと思います(笑)

タイムディケイという言葉は聞いたことがあって
オプション価格が時間とともに減少していく事まで知っている方でも、
その本質まではなかなか分からない事が多いと思います。

僕はタイムディケイでオプション価格が減少していくのは、
「期待感」が時間とともに少なくなっていくからだと思っています。
同じ1000円下のプットの権利行使価格でも、
「明日のSQ」と「3カ月後のSQ」では、到達する期待値は全然異なります。
当然、3か月後の方が到達する可能性が高く期待値が大きいため、
オプション価格は高くなります。
つまり、残り時間が少なくなっていくと、
その権利行使価格に到達する期待値が減っていき
オプション価格は減少していくのです。

また、コールとプットでもタイムディケイの減少スピードは異なります。
コールの方が減少スピードは大きく、プットはなかなか減少していきません。
これは相場の性質や人間の心理によるもので、
下落は突然やってきて、さらに下落幅が大きいので、
権利行使価格に到達する期待値はわずかでも残っているため、なかなか減少しません。

例えば、
①3日後に1000円上昇する
②3日後に1000円下落する
だったら、②の方が期待値が大きくありませんか?
実際、一度下落したら1000円なんてあっという間に下落してしまいますし、
そういった事が相場参加者の印象に残っているため、
わずかでも可能性が残っている限り、プットの価格はなかなか下がりません。

結局、オプション価格というのも株と同じように
買いと売りの需給によって決まります。
大暴落で大儲けしようと考えている人がいる限り、
安いプットの買い需要はあります。
大暴投で儲けようとする人よりも、大暴落でも儲けようとする人の方が圧倒的に多いと思います。
それだけ、大きな下落に期待している人が一定数いる以上、
プットの買い需要があり、なかなか下がりません^^;

なので、プット価格が1円まで下がるのを待つというのは、かなり効率が悪いとも言えます。
他に投資先がないならそのまま放置でも良いですが、
証拠金を少しでも減らして、他の銘柄を選定している方は、
サッサと利食いしても良いと思います。

このように、オプション価格は「期待値」で決まる、
と考えると、プットの価格がなかなか下落しないのも説明ができます。

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