SQ間際になぜ?リスクを嫌う僕が、今日プットを8枚も売った理由

なぜそんなにリスクを取ったのか?
日々の取引

本来であれば今日、全てのポジションをクローズする予定でしたが、
実は昨日から今日にかけて、プットを8枚も売りました(笑)
そして、このままSQまで持ち込む予定でいます。
一昨日書いた記事と180度真逆の方針転換となりましたので、
今日の記事では、この理由について書いていきたいと思います。

ご存知の通り、昨日から今日にかけて日経平均は大きく下落しました。
そして、大きく下落したという事でインプライドボラティリティは上昇しました。
上昇の角度こそ前回の暴落には及びませんが、
日経のボラも30近くまで上がりました。
そして、僕が何度も書いてきた通り
ボラが上がるという事は、オプション売りにとってチャンスという事です。

ただ、やはりSQ前にたくさんのプットを売るという事は、
それだけリスクという事でもあり、恐怖も感じます。
でも、僕にはある程度の確信があるからこそ、
SQ前にも関わらず8枚もプットを売りました。

では、その確信をどうやって得たのかをこれから書いていきたいと思います。

僕は、27年間分の日経平均のデータを使用して、SQまでの日数に応じて
INする確率を算出するエクセルのツールを自作しました。

もう少し具体的に書きますと、
「今日はSQまで5営業日です。そして権利行使価格まで価格差が3,000円あります。
この条件で過去27年間で何%の確率でINしているか」
を算出するエクセルを作ったという事です。

そのエクセルの画像は以下の通りです。

このエクセルツールは自分で作っておきながら言うのもおかしいですが、
非常に便利なものです(笑)
「ポジション名」と現在の「日経平均株価」を入力するだけで、
SQまでの残り日数を自動で計算し、
SQまでの日数と権利行使価格までの価格差において
過去にINした確率を一瞬で求めてくれるのです。

上の図で言うと、一番右側の数値が過去にINした確率です。
今現在の日経平均において、SQまで5営業日の今日の時点でINする確率は、
各ポジションとも5%以下です。
特に、権利行使価格が18,000円台においては、1.2%以下、
17,000円台においては、0.3%以下と言う確率になっています。

通常はこんな低い確率の場合、オプションはほとんど値が付きません。
でも、昨日、今日と株価が下落しボラが上昇してたため
通常ではありえない価格にオプション価格がついたのです。

このエクセルのツールは普段は参考程度にとどめているのですが、
ボラが上昇した異常時には、かなり重宝しています。
現時点での価格差で過去にどれくらいの確率でINしたのかが一瞬で分かるため、
非常に確率が低い場合は、
暴落時でも自信をもってプット売りをすることができるからです。

ただ、注意点としては「過去のデータでのINする確率」という事です。
つまり過去全くINしなかった価格差でも
将来INする可能性は0%ではないという事です。

なのでさすがに証拠金を全て使って全力売りはできませんね。

という事で、舌の根も乾かぬうちに方針転換したのは、
今が異常値であり、過去のデータからある程度の自信があったからです。

長くなりましたが、方針転換した理由を記事にしてみました。

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