今週の最新相場予想(5/18~22)米中対立の激化

米中対立の激化 今週のオプション戦略

この記事では、5月18日~5月22日の週の最新相場予想を解説します。
以下の動画でも分かりやすくまとめていますので、ぜひご覧ください(^^)/
最近は話すことが多いので、動画の長さも25分の大作となりました(笑)

最近の相場は予想が非常に難しくなっています。
普通に考えたら「売り」なんですよね。
コロナでこれだけ経済が停滞して、さらに米中対立が激化しそうな状況で
株が上昇するシナリオが描けません。
でも、今の株価はそんな単純には行きません。
これだけ状況が悪いにもかかわらず、相場は下落していません。
いやむしろ上昇していますね!

なぜこんなことが起こっているのでしょうか?

一番大きな原因は「過剰流動性相場」ですね。
各国の中央銀行が量的緩和策を取っており、お金が大量に供給されています。
この金余りの状態が株などの金融商品にお金を向かわせています。

この超低金利の時代、ただお金を預けていても全く増えませんから、
何かしら運用する必要があるのです。
そしてその運用先として株や金などの商品が選ばれているという事です。

この「過剰流動性相場」が今の相場の予想を難しくしています。
この資金の供給が無ければ、株は下げていきますので簡単に売りで取れそうですが、
やはり政府や中央銀行も相場を下げたくないですからね。
トランプ大統領だって11月に大統領選挙がありますので、
株は下げたくないはずです。

トランプ大統領で思い出しましたが、先週あたりから米中間がきな臭くなってきましたね。
特にトランプ大統領の発言が若干の驚きです。
中国と断交」という言葉まで出てきていますからね。
どこまで本気で発言しているのか、全く読めませんが、
まぁでも長期的には中国抜きでやって行こうと考えていそうですね!

というのもアメリカはコロナウイルスの被害がとんでもない事になっています。
コロナの死者数が9万人に迫る勢いですから大変な事になっています!
中国が最初にしっかり情報開示していれば、コロナの影響はもっと抑えられたというのが世界の認識です。
トランプ大統領の場合は11月に大統領選挙を控えていますので、
中国攻撃は選挙対策という意味もありますが、やはり今後の世界は中国抜きで動いていきそうな感じはしています。

このような米中の対立が激化してくれば、株価にとってはマイナスです。
またお互いに関税を掛け合う状態になると思いますし、
他にも色々な制裁カードを切ってくると思われます。
ただ、この対立の行き着く先は中国の敗北だと思います。
アメリカも恐らくは中国が「ギブアップ宣言」をするまで攻撃はやめないと思いますし、
中国が「ギブアップ宣言」をするという事は、中国共産党の終焉を意味しますので、
中国も絶対に音を上げないと思います。

そういった意味で米中対立は中国共産党が崩壊するまで続くと思いますので、
その時は経済にはかなり大きなショックが来ると思われます。
まあそれでもこのショックは一時的と思いますが。

結局今まで中国でつくってきたものが他の国でつくられることになるだけなので、
他の国は潤う事になるからです。
結局需要は消えてなくならないので、今まで中国でやっていた事を他の国で担うだけなのです。
その移行がスムーズに行かない時に一時的に株価は下げるでしょうけど、
長期的に見て相場は結局上昇していくのではというのが僕の見解です。

そして、来週の相場予想としては「もみ合い相場」を想定しています。
今後もコロナの影響で株価下落圧力がかかる一方で、
過剰流動性相場で下支え効果も期待できるので、
「上げたら売り、下げたら買い」の方針は変わらないです。

したがって、急上昇した時はコール売り、
急落した時はプット売りで対応していこうと思います。
ただ今の相場は、上昇トレンドを描いているので、
プット売りの方がやや有利かなと思います(^^)/

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