「頑張ればいつかは報われる」
これは、子供の頃はよく聞いた言葉ですが、
トレードに関しては、ちょっと違うかな、、、と思っています。
もちろん、トレードが上達するには努力することが前提です。
でも、その努力の仕方が間違ってしまうと、
どんどんトレードが下手になってしまう
悪循環に陥ってしまいます。
多くの人は、トレードがうまくなるために、
本を読んだりして、トレードの知識をたくさん取り入れようとします。
トレードの知識が増えれば増えるほど、
稼げるようになると思ってしまいます。
もちろん僕も思っていました(笑)
知識を増やすというのは、必要なプロセスなのですが、
それだけに偏ってしまうと、トレードはうまくいかないもんなんです。。
それはなぜかというと、何度も書いているように
「感情」の部分が抜けているからです。
人間は追い込まれれば追い込まれるほど、
「感情」による行動が優先されます。
仮に、トレードに関して「絶対に負けない知識」を持っていたとしても、
感情が揺さぶられるとおかしな行動をしてしまいます。
例えば、理屈では「ここは損切りした方がいい」
と分かっていたとしても、感情の部分で「損をしたくない」
と思ってしまえば、損切りできなくなりますし、
ナンピンしたりします。
結局のところ、どんなに頑張って勉強しても
感情をうまくコントロールできなければ、
トレードでは勝てるようにならないという事です。
更に悪いことに、
頑張れば頑張るほど、間違った自信がついてしまって、
損切りができなくなってしまう事もあります。
昔の僕がそうだったのですが、
色々知識がついてしまうと、
「今、ここで下げるのは絶対におかしい!」とか、
「今の下げは一時的で、これから絶対に買われるはず!」
といった変な思い込みが強くなってしまいます。
こういった思い込みが強くなるほど、損切りは出来なくなります。
損切りは、「自分の間違いを認める事」ですから、
ポジションに対する思い込みが強いと、
その間違いを認められなくなってしまいます。
この記事では、「損切り」を例に出しましたが、
トレードで勝てない要因というのは色々あります。
・恐怖で損切りしてしまう
・怖くてエントリーできない
・チャートを開くとエントリーしてしまう
・損を取り返そうとムキになってしまう
などなど、
こういった人間の感情に起因する事というのは、
どんなにトレードの知識を増やしたとしても克服できません。
「自分はなぜそういった感情が起きてしまうのか」
と、問いを投げかけて深堀りすることで、
少しずつ原因が見えてきたりします。
つまりトレードの上達方法としては、
知識を増やすと同時に、
「感情」の部分を深く追及していく必要があるという事です。
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