今日はボラティリティが20を切ってきました。
株価も朝方一旦は下げましたが、
結局戻して、あとはダラダラと締まりのない動きでした。
日経平均に限っては一時期の暴落から落ち着きを取り戻してきたようです。
ただ、一方で気になることもあります。
それは、新興市場に関してです。
今日の日経平均は、プラス20円ほどと
それほど大きな動きはありませんでしたが、
東京証券取引所に上場しているマザーズは、マイナス2.5%と急落しています。
日経でマイナス2.5%とというと、600円ほどの下落です。
これは今日に限った話ではなく、今年はずっとこんな流れです。
以下に、日経225とマザーズの1年間の比較チャートを示します。
赤いラインが日経225で、青いラインがマザーズ市場です(Yahoo!から頂きました^^;)。
日経225に関しては、今年は上に下に大きく動きましたが、
結局は1年間で見てみると、±ゼロといったところです。
一方で、マザーズについては、今年の1月にピークを付けた後は、
ほぼ一方的な右肩下がりです。
一時的にマイナス20%を付けていますし、日経225とは明らかにパフォーマンスが悪いです。
今年のピークと比較してみると40%も下落しています。
日経平均で40%の下落というと、24000円から14400円までの大暴落です。
ほぼ1万円の下落です。
こういった大幅な下落が、日本の新興市場では起きています。
ここから何が読み取れるのかと言いますと、
リスクの高い資産から資金が抜けているということが分かります。
新興企業は潜在的な高い成長力が魅力ですが、
景気に陰りが見えてくると、そういったリスクの高い資産から
資金を引き上げてしまいます。
では、なせそういった新興市場から資金が抜けているのかと言いますと、
やはり米中の貿易戦争が原因と思っています。
GDP1位と2位の国同士が経済戦争をしているということは、
ただでは済まないのではと思っています。
世界の株価に目を向けてみますと、
アメリカ、日本、ヨーロッパの主要国の株価は、
それほど大きく下落していませんが、
中国や東南アジアなど新興国の株価はかなり危機的な状況です。
日本に関しても、日経225のような日本を代表する企業の株価は、
それほど影響を受けていませんが、
先ほど説明しましたマザーズ市場のような、
これから成長して行こうとする企業に対しては、
かなり大きなダメージを負っています。
トランプ大統領が、中国に対して圧力をかけ続けるなら、
いずれ日経225にも影響が出てくるのではというのが、
今のところの僕のストーリーです。
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