ブレクジットに米中貿易摩擦、悪材料がありながら上昇するのが株

ブレクジット問題
日々の取引

ブレクジットに関する英議会は、
想定通り否決となりました。
日経225においては、寄りつきではそれほど下げなかったものの、
徐々に上値が重くなって、割と大きな下げとなりました。
ただ、僕の想定ではもっと下げる予定だったのですが、
思ったほどでもなく、
とりあえず保有している先物ミニの売りに関しては、
含み損だったのが、ようやくプラスに転じてきたところです。

今までの日経225でしたら、
昨日の上げで勢いづいて、今日も上げていたと思うのですが、
今日大きく下げたという事は、
地合いの弱さというのはまだ継続していると判断し、
先物ミニの売りはホールドしています。

それにしてもブレクジット問題は、
かなり混迷を深めているような気がします。
イギリスとしては、
「EUの言いなりにはなりたくない、
でもハードブレクジットもいや!
じゃあ自分はどうしたいのかという案も出せない」
というかなり詰んだ状況になっています(笑)

マーケットとしては、かなり楽観論がはびこっていて、
「最終的には何とかなるだろう」と
悪材料は株価にほとんど織り込まていませんが、
僕個人の思いとしては、すんなりとイギリスがEUを離脱するとは思えません。
ひそかに「合意なき離脱」もあると思っています。

米中貿易戦争も、トランプ大統領はしきりにツイートして成果をアピールしていますが、
最初の頃は改善期待で株価もあがっていましたが、
最近は株価もそれほど反応しなくなっています。
株価を上げようと必死感だけが伝わっており、
何となく形だけの合意に終わるような気がしてなりません。
関税は今もかかりっぱなしですから、
いずれ経済にもボディーブローのように影響が出てくるとみています。
(といいますか、経済指標にはすでに悪影響が出ています!)

じゃぁ、これだけ悪材料がそろっているなら株価は下げるだろうと思いますが、
実際はそういかないんですよねー^^;
こんな状況でも上がっていくのが株だと思います。
だからこそ面白いとも言えますし、奥が深いとも言えます。

僕の相場観としては、下がるという確信は持てないながらも、
見通しとしては暗いなーとぼんやり思いながら相場に向かっています。

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