今日の日経平均は、
ひと頃と比べると少し落ち着きを取り戻してきたかと思います。
昨夜の(米国)消費者物価指数の上昇で、ダウ先物が急落したときは、
またナイアガラ状態かと思いましたが、かなり持ち直しました。
その安心感からか今日は穏やかな動きに感じました。
株価が少し落ち着きを取り戻したところで、
今回の暴落に関して得た教訓を書きたいと思います。
今回の暴落で得た教訓を一言でいうと、
「安易なプット売りはNG」
という事です。
プット売りの怖さは肝に銘じていたつもりだったのですが、
いざボラティリティが急上昇すると、
ボーナスステージと判断して安易にプットを売ってしまいました。
「ボラの急上昇はオプション売りにとってボーナスステージ」
という考えに変わりはないのですが、
やはり売るタイミングは重要だと感じました。
自分の物差しで「ボラは大体この辺で上げ止まりだろう」
と勝手に判断してプット売りを仕掛けると痛い目にあいます。
ボラがどこまで上がるか誰にも分からないわけですから、
安易な自己判断は命取りになります。
ではどこで仕掛ければいいのかと言うと、
正直分かりません(笑)
でも、慌てて売らなくても
ボラが急上昇して2,3日遅れて売っても問題ないと思います。
と言うのも、
ボラの上昇は早いですが、下げるのはゆっくりとしているからです。
ゆっくりとした下げなので、多少乗り遅れても問題ありません。
むしろ早く売りを仕掛けすぎると、高止まりしたボラの影響で、
なかなかオプション価格が低下せず、やきもきしてしまいます。
今回僕は、「ボーナスステージだ」なんて浮かれていましたが、
ここは冷静になるべきでしたね。
待ちに待ったチャンスが訪れると、「乗り遅れたら損!」
と言う気持ちが出てしまって冷静な判断ができなくなりました。
ボラが急上昇中に売りを仕掛けるならば、「コール売り」ですね。
株価が大幅に下落しているのに、なかなかプレミアムは下げませんが、
プットよりははるかに安全です。
今回の暴落でコールを合計6枚売りましたが、
全て利益になっています。ただ、下落の割に利益は少ないです。
プットも11勝2敗でほぼ勝っているのですが、
2敗のダメージでかかったです(笑)
今現在、相場は落ち着きを取り戻したとはいえ、
オプション価格はまだ高値となっています。
例えば、ATMから4,000円程度下のプット価格でも20円の値がついています。
SQまであと16営業日という事を考えるとかなりの価格がついています。
勝負するなら、今のような
多少落ち着きを取り戻した頃がいいのかなと思いました。
あと勝負するにしてもポジション量は少な目が良いです。
今回はチャンスと見て欲張って多めのポジションを持ってしまいました。
言ってしまえば、ルールを破ってしまったわけです。
運良く今月は大幅な利益になりましたが、
精神的な疲れがドッと出ました^^;
今回得た教訓をまとめると、
- チャンスだからと言って慌ててポジションを持たない
- チャンスだからと言ってポジション量を多くしない
です。
チャンスの時もいかに普段通りを貫けるかが重要だと思いました。
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