この記事では、相場を動かす要因となる「国際情勢」について書いていこうと思います。
トレードに国際情勢の知識は必要か?
![国際情勢](https://option-dealing.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/1000312-scaled-e1601716164910.jpg)
トレードをやる上では国際情勢は関係無いとお思いでしょうか?
国際情勢よりもとにかくチャートの動きが大事と思うかもしれません。
ただ、僕の考えとしては利用できる情報は何でも利用したいというのがあるので、
国際情勢もしっかりと頭に入れてトレードをしていきたいと思っています。
まぁ、基本はチャートの動きなんですが、
長期的な動きは国際情勢を知ることである程度はつかめると思っています!
僕が国際情勢に興味を持ち始めたのは、FXをやっていた頃で10年くらい前になります。
FXは国家間の通貨の強弱を表すものですから、
国際情勢というものはとても重要になってきます。
例えば、ある国で紛争が始まれば、その国の通貨は安くなりますし、
金融危機が起これば、買われる通貨、売られる通貨が明白に分かれます。
ちなみに金融危機が起こると最も買われる通貨を知っていますか??
ご存じの方も多いかと思いますが、それは「円」です。
リーマンショックの時も世界中の投資家は「円」を買い求めました。
金融危機の時は、世界中の投資家は安全な通貨に避難します。
つまり円は「最も安全な通貨」として世界の投資家に認められているという事になります。
日本に居て日本の情報だけに触れているとなかなか気が付きませんが、
円は国際的には、かなり信頼度の高い通貨なのです。
日本のニュースでは、「借金が1000兆円あって破綻の危機」なんて騒がれることもありますが(笑)
こういった感じで、世界情勢を見て見ると通貨の大きな流れというものが見えてきますし、
今後どうなって行くのかということもおよそ見当が付くようになってきます。
相場を大きく動かす可能性がある「米中戦争」
そして現在最も注目すべき国際情勢と言えば、「米中戦争」でしょう。
世界の経済大国TOP2が対立しているわけですから、
相場に影響が無いわけありません!
この戦争にどちらが勝利するかで、今後の世界情勢が大きく変わってきます。
現時点ではアメリカが圧倒的に有利に戦いを進めていますので、
アメリカが中国をつぶすというのはほぼ間違いないと見ています。
中国が崩壊するとなると、一時的でも相場に大きなショックが起こるのは避けられないと見ています。
こういった感じで、2大国同士の戦いがどうなるかを予測することで、
将来訪れる相場のショックに備えることもできますし、無理なトレードもしなくなります。
ここからは、米中戦争がなぜ始まったのかについて書いていこうと思います。
以下の動画でも分かりやすくまとめています!
ざっくりと書くと、中国が好き勝手侵略行為をしている事に対して、アメリカがNOを突き付けたという事です。
中国の横暴は今に始まった事ではなく、昔から続いていました。
・南シナ海への進出
・ウイグル人への弾圧(強制労働・臓器売買)
・香港への締め付け
細かい事を書けば色々あるのですが、中国は昔からこういった事をやってきたわけです。
でも、なぜ今になってこういった事実が表面化してきたのでしょうか?
それは、今までは世界各国が中国のやり方に目をつむってきたからです。
いわゆる「見て見ぬふり」です。
みんな「チャイナマネー」をあてにしていたんですね。
中国無しでの経済発展はあり得なかったのです。
特にリーマンショック後は、中国はいち早く不況から立ち直り、世界経済を引っ張ってきました。
それに世界各国は乗っかって経済発展の恩恵を受けてきたわけです。
やはりお金は欲しいわけですから、中国の横暴を非難しにくい雰囲気が出来上がっていました。
そんな状況を良い事に、中国もますますやりたい放題やってきたわけです。
トランプ政権が中国の本当の恐ろしさに気付く!
![トランプ政権](https://option-dealing.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/589966_s.jpg)
ただここ最近は、米国のトランプ政権は中国の脅威に気が付いたわけです。
このままでは、世界は中国に飲み込まれてしまう、人命も危ないという事で、
アメリカが貿易戦争を仕掛けました。
当時は、貿易戦争を仕掛けた表向きの理由は
「米中の貿易で中国が儲け過ぎているから」という事でしたが、
今になってみると中国つぶしというもっと大きな理由があったんだなと理解できます。
貿易戦争が始まって、米国は次々と中国に対して攻撃を加えていきます。
・ファーウェイへの規制
・「中国の南シナ海への進出は違法」発言
・香港問題への制裁(中国高官の米国資産凍結など)
こういった感じで米中対立はもう引くに引けないところまで来ていると思います。
そうなると、どちらかがギブアップするまでは、続くという事になりますし、
行き着くところまで行ってしまうと、相場にも大きな影響が出ると思われます。
現時点では、中国がかなり劣勢に立たされていますが、
中国が負けを認めるという事は、中国共産党そのものが消えてなくなるという事ですから、
中国側もそう簡単に負けを認めるとも思えません。
負けを認めると下手をすると自分の命も危ういわけですから、、、、
そう考えると、今のところ中国も負けを認めず、
徹底的に追い込まれて、どうにもならなくなったところでようやくギブアップするといった事が想定できますので、
やはり相場はそれなりに大きなショックとなる事は想定できます。
進む中国の孤立化
さらに中国にとってマズいのは、コロナで状況が一変したという事です。
コロナ前は、米中の戦いだったのですが、
コロナ後は、明らかに欧米VS中国 という構図になった事です。
中国のコロナの対応は、ヨーロッパ諸国を疑心暗鬼にさせたようです。
明らかに中国は最初コロナの情報を隠して、自分の国だけ対処してましたので、、、
コロナが発生した武漢市だけをロックダウンして、
国際線はバンバン飛ばしてコロナウイルスを世界にばらまいてしまいましたから、、、
それまでは、中国とヨーロッパは経済的な結びつきが強かったですから、
米中戦争とは距離を置いていました。
やはり稼がせてくれる中国を敵に回したくなかったのでしょう。
ただ、コロナをきっかけに雰囲気は変わり、
「中国に責任を取らせる」と発言する国は増えてきました。
コロナ後の中国孤立化は以下の動画でもまとめています😀
ウイグル人の強制労働に対しても、
イギリスのTV番組で、中国の大使を呼んで追及されていました。
僕もその番組をyoutubeで見たのですが、
隠し撮りしたドローンの映像が流れていました。
その映像とは、ウイグル人が目隠しをされて列車に乗せられているシーン
だったのですが、それを見せられた中国大使が苦しい言い訳をしていました、、、
こういった感じで、今までは中国がお金を稼がせてくれていたので、
あまり表に出てきませんしたが、
コロナをきっかけに中国を非難する国が表れてきました。
つまり、最初は米中の対立だったのが、欧米VS中国となってきて、
中国はさらに厳しい立場に立たされているということです。
こう考えるともう中国に残された道は、ギブアップして負けを認めるか、
鎖国をして中国だけの経済圏で生き延びるかのどちらかか、ということろまで来ていると思います。
やはり長い歴史を見てきても、「独裁政権による恐怖政治」というのは必ず滅びているという事です。
恐らく中国もこの道を突き進んでいると思われます。
独裁政治の最もマズいところは、
「自分の体制を維持する為に民衆を利用する」というところです。
言い換えると、中国共産党が生き延びれば国民はどうでも良いという事です。
ただこういった国民無視の政策は遅かれ早かれ終焉を迎えると思いますし、
欧米との対立がさらに終焉を早めると思います。
こういった事実を集めていくと、中国が崩壊するのはもう避けられないので、
一時的なショックは避けられないという前提でトレードをやるしかないという事です。
少なくても目いっぱいポジションを持つことは避けたいです。
証拠金いっぱいにネイキッドのプット売りを持っていたら、
万が一の事が起こった場合一気に資金を飛ばしてしまいますからね、、、
11月3日に行われる大統領選も、トランプ・バイデンのどちらが当選するかで、
対中政策が大きく変わるので、これも見逃せませんね!
そういった意味でも少なくとも大統領選が終わるまでは、
ポジション量を大きく増やす事はやらないようにしたいと思います。
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