もみ合い相場はオプション売りにとって罠でしかない

オプショントレードの罠
取引ルール

今日は米中貿易戦争の懸念が後退したおかげで、
ものすごい上げになりましたね!
先日の急落でネイキッドのプット売りを4枚保有していましたが、
全て利食いとなりました。
正直ここまでの急反発は想定していなかったので、
出来すぎな面もありますが、
急落でボラ拡大からのプット売りが機能した展開となりました。
日経VIは一時28ありましたが、今では22付近まで急落しています。
そこで今日の記事では、昨日とは正反対の
ボラが低下した状態での大事な点を書いていきたいと思います。

ボラが低下したときに一番気を付けなくてはいけないことは、
ポジション量です。
ボラが低下しているという事は、
オプション価格も安くなっているという事なので、
「オプション売りにとって不利だ」
という事を認識しなくてはいけません。

この不利な状況で多くのポジションを持つと、
相場がはじけた時(ボラが拡大した時)
非常に手痛いダメージを食らいます。

横ばい相場やもみ合い相場は、
オプション売りにとって有利な展開といわれますが、
最近は違うなーと思っています。
昔の記事ではそういったことを書いていたと思いますが、
今は違います(笑)

確かに相場が膠着状態の時は、有利なのは間違いないのですが、
膠着した相場は、必ずいつかははじけます。
はじけた時に、膠着相場の時にコツコツ貯めていた利益を全て吐き出すか、
更に手痛い損失をこうむります。

これって例えるな食虫植物だと思います。
食虫植物は、甘い蜜の匂いで虫を誘惑して食べてしまうように、
もみ合い相場という、
オプション売りにとって一見有利とも思える甘い蜜で誘惑して
トレーダーをドンドン引きつけていきます。
もう十分に引き付けたところで、
ボラが拡大してトレーダーを襲い食べてしまう
(退場に追い込んでしまう)
といった感じです。

このように、我々トレーダーは甘い蜜と分かっていながら、
あえてその罠に落ちる必要はありません。
ポジションを軽くして身軽にして、
いつでも逃げれる準備をしておきましょう。
身軽にしておけば、少し甘い蜜だけ頂いて逃げることもできます(笑)
もちろんポジションを持たないという選択肢もあります。
つまり、甘い蜜には近寄らないという事です。
実はこれが最もいい方法かもしれません。

まとめると、低ボラ時は、
いかにトレードをやらないかにかかっています。
やるにしても少ないポジションで、
さらにスプレッドポジションを組むなど、
リスクヘッジをした方がいいと思います。

結局、ボラが低い時に無理して頑張らなくても、
ボラが跳ね上がった時に大きく稼げるからです。

何もやらないというのは、実はかなり難しくて
特に相場を楽しんでやっている人にとっては苦痛かもしれませんが、
ここは乗り越えないといけない壁なのかなと思います。
実際に、「ボラが拡大したときに稼げるんだ」と自分の腹に落ちた時
「無理してトレードしなくてもいいんだ」と
納得できるようになると思います。

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