先週金曜日の雇用統計は、
雇用が大幅に改善している一方、
平均時給の伸びは予想を下回っており、
株価にとっては非常に良い結果となりました。
平均時給の伸び悩みがインフレ懸念を和らげて、
米株は大幅高となりました。
では、このまま上値追いになるのかというと、
僕は逆に下落トレンドが継続中とみています。
長期の傾向をつかむために、
以下に日足チャートを示します。
最近は、かなり戻してきていると感じますが、
日足ではまだまだ下落トレンド中です。
ドル円も幾分戻してきていますが、
こちらもまだまだ円高傾向です。
このような理由から、僕の中では
まだまだ上昇トレンドを描くイメージができません。
あと、もう一つ心配事があります。
それは、先月の大暴落は雇用統計直後ではなく、
翌営業日の深夜(日本時間、火曜日早朝)に起こっている事です。
今回も全く同じになる保証はありませんが、
時間差で暴落が来ることも想定しておいた方が良さそうです。
実際、雇用統計発表後
アメリカの長期金利は上昇していますので
要注意ですね。
それでは、僕が来週以降
どのようにトレードをしていくのか書きたいと思います。
基本的には、株価の急落待ちです。
株価の急落でインプライドボラティリティが跳ね上がったところを
逆張りでプット売りを仕掛けていきます。
これは僕の投資スタイルとして確立しつつあります。
オプションは、ボラが跳ね上がるまで待てれば
非常に勝ちやすいトレード方法だと思います。
株価の急落が起こらない場合は、
小さなポジション(1枚か、多くて2枚まで)を仕掛けていきます。
特にプット売りは、スプレッドを組んでいきます。
先月の深夜の暴落に懲りていますんで(笑)
とりあえず、月曜日の出だしにコール売りを仕掛けていきたいと思っています。
上のチャートが示すように、日足ではまだまだ下落トレンドなのと、
僕の相場観としても、暴落はまた近いうちにやってくると思っているからです。
コール売りであれば、たとえ暴落が来ても
損失にならないという事も理由になります。
ちなみに、コール売りはスプレッドを組みません。
今の相場環境で暴落はあっても、
暴騰はほとんどありえないと思っているからです。
一夜にして2,000円以上の暴騰はチョット考えにくいです。
また、仮に2,000円以上あげるにしても、
下落と比べてスピードが遅いので、ヘッジ対応が可能と考えています。
という事で、コールはネイキッドのまま行きます。
ただし、原資産価格から遠いところを売る戦略は変わりません。
それでは、今週の戦略を以下にまとめます。
[illust_bubble subhead=”今週の戦略” align=”right” color=”green” badge=”check” illst=”point-m2-l”][check_list image=”check2-g”]
- 長期目線では下落傾向とみて、コール売りを仕掛ける
- 急落でボラが跳ね上がったら、遠くにプット売りを仕掛ける
- 先月のような長期金利上昇による暴落に注意する
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