先週の日経平均は、総じて軟調な展開でした。
ただ、ドル円と日経平均の関係に変化が出てきました。
先週(特に先週末)は、円安が進んだにもかかわらず、
株安が進みました。
なぜそのような変化が起こっているのでしょうか?
それはアメリカの長期金利の上昇が影響していると言われています。
教科書的には金利の上昇は、株価の下落を招きます。
先週金曜日の雇用統計はほぼ満点の結果となり、
賃金上昇や利上げペースが早まるとの憶測もひろがり、
金利が上昇しました。
この米金利の上昇、ここ1年半くらい続いていたのですが、
アメリカの株価はこれを無視するかのように爆上げしていました。
先週、ようやく金利の上昇に株価が反応してきたという感じです。
したがって、米金利の上昇で若干円安に向かいましたが、
アメリカ株の下落で日経平均先物も大きく下げてしまいました。
今まではドル円と日経平均の関係に注目してきましたが、
今週は、米長期金利の動向に焦点が移ってきたと感じています。
米長期金利の上昇で軟調な株価が続くなら、
ドル円の動向にあまり影響されず、日経平均も下げてくると思われます。
それでは、日経平均のチャートに注目してみますと、
最近は明らかな下落トレンドとなっています。
更に言いますと、23,000円の重要な節目を割って先週は引けています。
来週は、この23,000円の攻防に注目していきたいと思います。
来週、23,000円をしっかりと割ってくるようだと
引き続き下目線となりそうです。
一方、23,000円台を回復してきた場合は、
大きな下落は無いにしても、もみ合い相場になりそうですね。
今の状態だと、上値トライのシナリオがなかなか描けないです。
ちなみに、僕は2月限のトレードはもうやりません。
リスクが高すぎると判断したからです。
SQ日に近づけば近づくほど、ガンマ値が急上昇してオプション価格の変動が大きくなります。
特に、ATM近くの変動が凄い事になりますので、
僕は基本的にSQ週は翌限月のトレードをやるようにしました。
2月1日からは、3月限のポジションを持っています。
SQ週は稼ぎ時でもあるんですが、
一方で、コツコツ貯めたタイムディケイの利益を
一気に吹き飛ばしてしまうリスクもありますので注意が必要です。
それでは、今週の戦略をまとめてみます。
[illust_bubble subhead=”今週の戦略” align=”right” color=”green” badge=”check” illst=”point-m2-l”][check_list image=”check2-g”]
- 相場の流れは揉み合いから下方向に変化してきた
- 23,000円の攻防に注目
- 米長期金利と米株価動向に今まで以上に注目
- リスク回避のため2月限のトレードはやめて、3月限でトレードする
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