先週前半は上昇の勢いが強く
24,000円越えまであと一歩というところまで行きましたが、
そこで叩き落されてもみ合い相場になりました。
今週の相場の見通しは、
上昇傾向であることは間違いないのですが、
直近の上昇が非常に強かったので、
もみ合い相場になる可能性が高いとみています。
あと、意外な落とし穴として警戒した方がいいのは日銀の国債買い入れ減額の影響です。
それではまず先週の動きをチャートで振り返りたいと思います。
上のチャートは日経225の日足となります。
長らく続いていた三角持ち合い相場を、
上に勢いよくブレイクしているのが分かります。
また直近ではもみ合い相場となっており、
今後どちらかにブレイクすることが予想されます。
個人的には上への勢いが強いので、
24,000円越えを目指す動きとなると想定していますが、
年明けから短期間で1,000円以上の上昇となっており、
ここから更にブレイクするにはエネルギー不足となっています。
したがって、今週はもみ合い相場でエネルギーを充電する期間となり、
その後上へのブレイクが起こると想定しています。
逆に下への警戒は必要無いのかといいますと、
そんなことありません。
先週、日銀が国債買い入れ額を減額したときに一気に円高が進みました。
買い入れ額の変更は、
10年超25年以下:2000億円→1900億円
25年超:900億円→800億円
と大きな変更ではありませんが、
ドル円は1円以上円高となりました。
終値も111.00円付近と、下げた状態で戻すことなく場が引けています。
市場が日銀の緩和縮小に敏感になっていると思われます。
米株が連日の大幅高にもかかわらず、
日経がイマイチついてこれていないのは、
この円高の影響だと考えられます。
現在、シカゴ先物市場の円建玉において、
ショートポジション(円売り)が12万枚以上積みあがっています。
これが、何かのキッカケ(例えば、日銀の政策変更など)で
一気にポジションの解消が進み円高が加速します。
また、1月の22日,23日は日銀金融政策決定会合がありますので、
一応気にしておこうかなと思います。
おそらくいきなりテーパーリングなんていうことは無いと思いますが、
もしかしたら、緩和の縮小をにおわすかもしれません。
という事で、今週の戦略をまとめると以下の通りとなります。
[illust_bubble subhead=”今週の戦略” align=”right” color=”green” badge=”check” illst=”point-m2-l”][check_list image=”check2-g”]
- 相場の大きな流れは上方向だが、今週に限っては揉み合い相場と考える
- 万一、24,000円を超えてきたらプット売り
- 23,420円を割れてきたらコール売り
- ドル円の動向に注意を払う(国債買い入れ減額の影響を見極める)
最近のコメント