昨日の記事で、ネイキッドのプット売りを
2枚保有したことを書きましたが、
今朝の段階で1枚利食いとなりました。
という事で、現在は1枚のプット売りを保有している状態です。
IV拡大からのプット売りは、
多少の勇気は必要ですが、
実際にやってみると、非常に早く決着がつくので、
精神的には比較的負荷が少ない手法なのかなと思います。
コール売りのように、真綿で首を絞められるような
ジワジワと追い込まれる、
なんとも嫌な感じはありません(笑)
プット売りが早く決着がつくといっても、
いつでもそうなるとは限りません。
やはりポイントは、
「急落でIV拡大からのプット売り」という事です。
急落時にプットを売ることで、
価格の反発とIVの収縮というダブルの効果で、
急速にオプション価格が減少します。
相場の性質上、急落というのは必ず行きすぎます。
つまり、急激に下げた後はいったん跳ね上がります。
上のチャートは、日経平均の日足ですが、
急落が起こった後、赤い丸印のところで価格が反発している
のが分かります。
このように、相場の性質上、急落が起こった後は、
ほぼほぼ反発します。
で、この急落が起こった時というのは、
IVが拡大していますので、
かなりの高値でプットを売れるという事です。
そしてその後の反発過程で、IVは低下していきます。
反発する(株価が上昇する)という事は、相場に一度は安心感が広がりますので、
IVは低下していくのです。
つまり、うまく赤い丸印のところで、プットを売れれば
高値で売れますし、
その後の反発(株価の上昇)によるオプション価格の低下と、
IVの低下によるオプション価格の低下という、
ダブルの効果で急激にオプション価格が下がる過程を
素早く利益で乗り切れるという事です。
あと、たとえ赤い丸印のところでプットを売れなくても(多少タイミングがずれても)
かなり下の権利行使価格で売れますので、
一時的に含み損となっても、たいていは利益になります。
これも、オプション取引の優位性だと思います。
ただ、この作戦には非常に重大な欠点があります(汗)
チャートで見れば、急落後の反発は一目瞭然ですが、
急落の真っ最中だと、どこまで下落するか分かりません(笑)
どこまで落ちるのか分からない状態でプットを売るのは、
恐怖を感じてしまう事でもあるんですが、
この恐怖を乗り越えないと、IV拡大からのプット売りは難しいかなと思います。
急落が起きた時、具体的にどの価格を売ればいいのかという、
具体的な手法は言えないんです。
これは秘密にしているのではなくて、感覚的なものなので、
体で感じていくしかないと思っています。
例えば、
「日経平均が500円下落して、IVが25を超えたら、
ATMから3000円下のオプションを20円位で売りましょう」
みたいな具体的な手法は無いという事です。
僕も、こういった具体的な手法を言えればいいのですが、
急落時にどのオプションを売るのかというのは、
感覚的なものであり、参考にしているのは過去の統計データだけです。
ただ、何度もやっているとだんだん感覚的なものは
つかめてきたような気がします。
あくまでも「気がする」程度のものですが^^;
あと、やっぱり大事になってくるのは、ポジション量ですね。
どこまで落ちるか分からない状態でポジションを持つので、
たくさんのポジションを持つのは非常に危険ですので、
最小枚数にしておくのが無難だと思います。
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