この記事では、「海外投資家」と「個人投資家」について書いていきたいと思います。
「海外投資家」とは、外国の機関投資家(投資銀行など)で大きな資金を動かしています。
一方で、「個人投資家」とはその名の通り個人レベルの少ない資金を動かす投資家で、
おそらくはこのブログを読んでいる方は皆さん個人投資家だと思います。
日経225の取引高の7割は外国人と言われており、日経225も外国人の動向次第でどう動くか決まってきます。
さらに、収益で見ていくと個人投資家はいつも海外投資家に完敗しています。
なぜそうなってしまうのか?について動画にまとめましたので、ぜひご覧ください(^^)/
とにかくいつも我々個人投資家は海外投資家に負けています。
これはもう、ものの見事に負けているといっても過言ではありません。
以下の図は、投資主体別売買動向と呼ばれるもので、
個人投資家が買っているのか?売っているのか?
または、
海外投資家が買っているのか?売っているのか?
が良く分かるグラフです。
この表を見ると、綺麗に上下対称になっているのが分かります。
つまり、海外投資家が買っている時、個人投資家は売っている
または、海外投資家が売っている時、個人投資家は買っている
ことになります
そして、日経225の動きは海外投資家が握っていますので、
海外投資家が儲かり、個人投資家は損をしているという構造となっています。
これは、ずっとそうなっています。
特に、赤枠で囲んだ消費増税後の動向で顕著となっています。
個人投資家は、消費増税後経済が落ち込むとみて、売りを仕掛けています。
でも、海外投資家はそれをあざ笑うかのように、買っています。
で、実際の相場はどうなったのかというのはもうお分かりですね?
10月は記録的な上昇相場となり、多くの個人投資家は撃沈してしまいました。
このように安易な予測に基づく個人投資家の行動は、海外投資家にとってはお見通しのようです。
個人投資家が消費増税で売りに傾くことを見通して、買いで仕掛けて損切りさせたという事が推定できます。
このように個人投資家は海外投資家のカモになってしまっています。
この事実からお分かりのように、相場は思った通りには動かないです。
消費増税で経済が停滞するのは、誰が見ても明らかな事です。
そのような明らかな事で相場は動かないんですね^^;
株は景気が良ければ上昇、景気が悪ければ下落すると思われがちですが、
実際には違うという事です。
確かに年単位の長期的に見ればそうなのかもしれませんが、
月単位の短期的な視点で見れば、景気が悪くても株が上昇することは多々あります。
大きな資金を持っている海外投資家は、「どうやったら個人投資家の損切りを誘発できるのか?」
という視点で売買していますので、そこに景気動向などは考慮されていないという事です。
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