中途半端が危険!超初心者より慣れてきた時が要注意な理由

慣れてくると危険 オプショントレードの基礎(初心者向け)

オプション取引では、トレードを始めた超初心者よりも
多少経験を積んだトレーダーの方が危険な事が多いです。
なぜ危険なのか?について動画でもまとめましたので、ぜひご覧ください(^^)/

超初心者よりも多少経験を積んだトレーダーの方が危ない
というのは何もオプション取引に限った話ではないのですが、
特にオプションでは危険かなと思います。

まず超初心者というのは、トレードにすごく「慎重」になります。
僕はオプションでSBI証券で一番最初にコール売りをエントリーした時は、
かなり緊張したのを覚えています(笑)
この時は、稼ぎたいという気持ちより、「失敗しないように」という気持ちが強く働いています。
実はこういったトレードをしている時は、全ての資産を失うようなトレードというのはなかなかしないものです。
人間は未知のものに対する恐怖がありますので、いきなり大胆に行動することはできません。

でも、オプション取引にも慣れてきて慎重さが無くなってきた時は要注意です。
そして、2カ月3カ月とトレード経験を積んでくると、何となく感覚がつかめてきたりします。
でも、オプション取引において2,3カ月の経験なんて無いに等しいのです。

でも、人間はそれまでの経験で判断してしまいます。
「ボラが30を超えることは無いだろう」
「2000円を超える下落は起こらないだろう」
「10円のプットを売っておけば、多少下落しても最終的に利益になる」

などなど、自分に都合の良い予想や判断をしてしまいます
でも2、3カ月もしくは1年、2年程度の経験による予想はほとんど役に立たないどころか、
時として害となってしまいます。
記憶に新しい2020年3月の大暴落では、多くの個人投資家が退場してしまいました。
リーマンショック以来と言われる大暴落を予想できた人はほとんどいませんし、
これまでの平穏相場を前提にポジションを持っていた人たちは、ことごとくやられてしまいました。

「2000円以上の暴落はあり得ない」と、自分の経験をもとに予測して、
全力でプット売りポジションを持っていたら、今回の暴落では間違いなく退場です。
このように超初心者を脱したオプション初心者は、どうしても安易な予測をしてしまいがちです。
これは、プット売りの勝率の高さも影響しています。
とにかく遠くを売ってさえおけば99%勝てますので、この勝ちの経験が間違った自信を付け
さらに相場を安易に予測してしまい、
そこから大きく外れた大暴落が来た時に全てを失ってしまうのです。

話を超初心者に戻しますと、オプション取引の経験が無いので予想のしようが無いんですね。
予想できないという事は、何も頼るところが無いので、普通はポジションを持つのに慎重になります。
で、中途半端に慣れてしまうとポジションを持つのに何の躊躇もなくなり大胆になってしまいます^^;

でも長く勝ち続けているトレーダーは慎重な人が多いと聞きます。
常に暴落を心配し万が一の時にヘッジしますし、自分の予想が外れた時にどうするかも決めています。
一番危険なのは、少しトレード経験を積んで予想できるようになったトレーダーです。
そしてその予想に基づいて全力でポジションを持ってしまい、外れた時にどうなるかを考えないのです。

そういった意味では、超初心者が取る行動というのは、トレードで生き残る上では素晴らしい行動という事が言えます。
でも、人間は慣れてくるとそういった初心を忘れて大胆なポジションを取ってしまうのです^^;

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