なぜ人は、相場で同じ過ちを繰り返すのか?

相場で同じ過ちを犯してしまう
マインド

一時期2万円割れ寸前まで行った日経平均ですが、
かなり切り返してきましたね。
それでも、長期足ではまだ下落トレンド中かなと思います。
相場が落ち着いてきてボラも低下してきたので、
今はそんなにポジションを持っていません。
暴落待ちであまり相場も見ていませんので、
最近の記事といえば、相場の解説というよりは、
マインド中心になってきました。
という事で、今日も相場に関して書くことが無いので、
なぜ人は、相場で同じ間違いを繰り返してしまうのか?
について書きたと思います。

相場で利益を上げられない原因は色々ありますが、
大抵の場合は「感情」が絡んでいます。

  • 自分の思い通りに相場が動くとうれしい!
  • エントリーした後逆行すると悔しい!
  • こんなに分析したのになぜ損切りになってしまったんだ!?
  • 昨日は損を出してしまったから今日は取り返そう

などなど、相場に臨んでいると色んな感情が湧いてきます。
この感情があなたから冷静な判断を失わせ、
ますますドツボにハマるトレードをしてしまいます。

この「感情」の厄介なところは、
何度も何度も同じ間違いを繰り返してしまい、
一向に状況が進展しないことです。

冷静な時は、きちんとルールを守れるのに
チョット歯車が狂いだすと、感情をコントロールできずに
暴走してしまう。
そして自己嫌悪に陥り、反省し、再びトレードを開始するが、
しばらくするとまた感情をコントロールできずに暴走してしまう。

このように何度も同じところをグルグル回るような状況になってしまいます。
僕も昔は「損切り」がどうしてもできなくて苦労しました(笑)
なぜこのような状況になってしまうのかというと、
人間は「感情の動物」であり、
トレードで勝つために感情を消そうと思っても、
ほぼ無理だからです。
感情を押さえつけようとしても、しばらくは我慢できますが、
その我慢のストレスが蓄積していき、
ボラが拡大するように一気に感情が噴出してしまいます。

ではどうすればいいのかといいますと、
意識を相場の勝ち負け以外に向けるしかないと思います。

例えば、ポジションが利食いになった時は
「ありがとうございます。有難くいただきます」
損切りとなった時は、
「試練を与えてくれてありがとうございます。何が悪かったのか冷静に考えます」
といった感じで、感謝の気持ちを持つ訓練をするという事です。

確かにちょっと怪しい感じですが(笑)
買って喜び、負けて悔しがる
とストレートに感情を爆発させるより、
はるかに気持ちが落ち着くのは事実です。

損切りとなった時に、最初は負の感情が出そうになりますが、
すぐに感謝の気持ちへと切り替えます。
これは半分無理やりにでも切り替え、習慣化するまで続けます。

これはかなり難しいと思いますが、
相場で冷静さを保つには
これくらいのことをしないと厳しいかと思います。

僕なんかは、このブログを書くことが
意識を外へ向ける良い役割を果たしていると思います。
ブログを書いている時は、冷静に相場や自分と向き合っていますし、
負の感情が湧いたとしても、それを冷静に見つめる事ができます。

結局、相場参加者の9割が負け組なのは、
人間が本来持っている感情に踊らされているからともいえます。

自分が主体ではなく、相場が主体。
どんな時も相場の動きに従うという気持ちが必要かなと思います。

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