【オプション入門編】クレジットスプレッドのメリット

クレジットスプレッド オプショントレードの基礎(初心者向け)

今日は、コロナウイルス相場も比較的落ち着いてきたので、
「オプション取引の入門編」として
クレジットスプレッドの記事を書きたいと思います。

クレジットスプレッドとは、「プレミアムを受け取れる」
ポジションの組み合わせで、
売りポジションの外側に買いを入れるポジションの組み合わせとなります。

クレジットスプレッドのメリット

一般的に、クレジットスプレッドは、
「暴落に対するヘッジとして有効」と言われていますが、
では、実際にどれくらい有効なのか?
について詳しく議論はされてこなかったと思います。

実際、クレジットスプレッドを組んだとしても
大抵はムダに終わります。
無駄に終わるのになぜやるのか?
クレジットスプレッドのメリットについて
できるだけわかりやすく説明しようと思います。

以下の動画では、図を使ってクレジットスプレッドのメリットについて説明しています。
文章だけではなかなかお伝えしにくい部分を、
分かりやすく説明しています(^^)/

 

暴落時の損失額に大きな違いが

動画を観てお分かりのように、
平常時では無駄に終わるクレジットスプレッドも、
暴落時には大きなメリットがあることが分かります。

得られる利益は同じでも、
クレジットスプレッドでは、損失13万円
一方、ネイキッド売りでは、損失260万円
と非常に大きな差が出ます!

オプションの良いところは、
このようにシミュレーションでどれくらいの損失になりそうか
あらかじめ計算しておけるという事です。

上記の損失額は、
日経平均が4,000円下落して、ボラが70%上昇した時の
シミュレーション値です。

1枚売っただけで260万円の損失ですから、
200万円の資金で1枚売っただけで、
全資金を失って退場です。

なので、もしあなたがネイキッド売り5枚持っていたとしたら、
計算上は1,300万円の損失という事になります。
一方で、クレジットスプレッドで5枚売っていたとしても
損失は65万円です。
65万円だと耐えることもできますし、
損切りしたとしても、人生が変わってしまうほどの損失ではありません。

このような大暴落は一生に一度起こるかどうかの確率かもしれませんが、
起こってしまえば、自分の人生が変わってしまうくらいのインパクトが出ます!

ネイキッド売りは、勝率が非常に高くて
暴落が起こらない限り、大抵は収益を得ることができます。
ただ、その勝率の高さがあだとなり、
リスクに対して鈍感になって行きます。

目先の利益よりも退場しない事が大事

僕がネイキッド売りの損失額を計算したのは、
「パニック時にはこれくらいの損失額もあり得る」
という事を示したかったからです。
あらかじめ暴落時にこれくらいの損失額が出る
という事が分かっていれば、
むやみにネイキッド売りをして、退場する人は減るのではないか?
という思いです。

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