オプションはいくらで決済すれば良い?SQ決済もあり?

オプションの決済 オプショントレードの基礎(初心者向け)

この記事では、オプションはいくらで決済すれば良いのか?について書いていきたいと思います。
僕のようにオプションの売り戦略を取り入れている場合、
売ったオプションは、基本的にある価格で買い戻さなければ利益が確定しません。
(SQ清算時を除く)
この記事では、いくらで買い戻せば良いのかについて議論したいと思います。

以下の動画でも、詳しく解説していますので、ぜひご覧ください(^^)/

オプション売り戦略をとっている場合、タイムディケイでオプション価格が次第に減少していく現象を利用します。
ある価格でオプションを売って、タイムディケイで減少したオプションを買い戻せば利益になるからです。
でも、オプション価格は一定のスピードで減少していくわけではありません。
基本的に価格が小さくなればなるほど、減少するスピードは遅くなります。
例えば、オプション価格が50円のプットを売った時、最初は順調に減少していく事が多いです。
つまり、50円→45円→40円と原資産価格が一定であれば、順調に減少していくでしょう。
でも、オプション価格が一けたになってくるとかなり減少スピードは落ちます。
特に5円→1円はかなり時間を要します。

つまり、50円→46円と5円→1円は、値幅が同じ4円でもかかる時間は全く異なります。
50円→46円が数時間で達成できるところ、5円→1円は1週間かかったりします。

なので、5円→1円が1週間もかかるんなら、そのポジションはさっさと決済して、
他の権利行使価格の50円のオプションを売って、
50円→46円の値幅を数時間で取った方が効率的ともいえます。

確かにそれは理屈上はそうなのですが、僕はあまりその方法はとらないんですね。
5円のプットをそのまま保有して、1円で決済するか、
もしくはSQ清算まで持ち込んで、権利消滅を狙ったりします。

なぜ効率的な方を選択しないのか?といいますと、
乗り換えた先のポジションが損切りとなってしまう場合もあるからです。
この事例は、動画で詳しく解説していますので、ブログでは簡単に説明しますが、
よりオプション価格が高いポジションに乗り換えるという事は、
インザマネーになる可能性も上がるという事です。

これは当然の事ですよね。
オプション価格が5円のポジションから50円のポジションに乗り換えるわけですから、
当然50円のポジションの方がアットザマネーに近いわけです。

つまり収益になる場合は確かに効率的なのですが、
その分損失になるリスクも増加するという事なのです。
なので、相場が明らかに上昇傾向を示している時などを除いて、
プットのポジションを乗り換える事はしません。

大抵は1円決済やSQ清算まで持ち込みます。
実はSQ清算の良い点がもう一つありまして、それは手数料がかからないという事です。
1円決済の場合は当然ですが、取引しているわけですので手数料がかかりますが、
SQ清算は、権利消滅なので手数料はかかりません。

ポジションが多い時は結構馬鹿にならない金額になります!

そんな理由もあって僕はSQ清算も割と多いんですね。
ただ、これにもデメリットがあって、
SQ清算を狙ったポジションが、急落でオプション価格が跳ね上がることがありました(笑)
その時は1円のオプションは30円位まで跳ね上がりましたね。
なので、SQ清算も良い事ばかりではないという事です。

オプションのポジションは、いくらで決済すれば良いのか?
に関する結論は、明確な答えは無いという事になります。
明確な答えを期待していた方には、申し訳ないのですが、
やはりトレードというのは、「こうしたら良い」という明確な答えは無く、
自分に合ったやり方を見つけていく事なのかなと思っています!

【期間限定】3本の動画+αで学ぶ初心者向けオプション講座!

無料オプトレ講座