自分のトレードを知る。オプション売りの勝率はどのくらい必要?

オプション取引に統計情報を有効活用する
統計データを利用しよう

今日の日経は、絶好調のアメリカ株の影響を引き継いで
高く寄り付いた後もぐんぐんと高値を更新していきました。

負けを覚悟したその時、
アメリカ税制改革法案の採決が延期されたということで
23,000円タッチ後反落しました。

今日は、初めてオプション取引での負けを覚悟したわけですが、
そもそも、オプション売り戦略でどれくらいの勝率が必要になってくるのか
自分のトレードをもとに計算してみました。

具体的には、自分のトレードの損益比率と勝率の関係から、
どのくらいの利益が残るのかを計算しました。

計算条件は以下の通りです。

[check_list image=”check1-g”]
  • 1トレード当たりの利益:1万円
  • 1トレード当たりの損失:9.5万円
  • 勝率:90%~99%
[/check_list]

つまり、損益比率が0.105(1万円÷9.5万円)で
勝率を90%から99%まで色々変化させて、
100回トレードした後にどれくらい利益が残っているのかを計算しました。

この条件で計算した勝率と得られる利益の関係は以下の表の通りです。

 

この結果から95%くらいの勝率であれば、
100回トレードして50万円くらいの利益が残る計算になります。

95%の勝率ってかなり高いように思いますが、
オプション売りで、トレンドに逆らわず
ATMから遠い権利行使価格を売っていけば、
到達可能なレベルと考えています(今のところは)

 

その分利益に対して損失をかなり多めに見積もっています。
まだ実際に損失を出したことは無いのですが、
イメージとしては、20円前後のコール/プットを売って、
100円くらいでヘッジする予定でいますので
大体8万円くらいの損失を想定しています。

ただ、僕自身ヘッジを実際にやったことがないのと、
対応が遅れたり失敗したりすることを想定して
1トレード当たりの損失9.5万円と多めに見積もっています。

これらの条件を加味して、必要な勝率が95%ということです。

勝率95%ということは、20回に1回負けられるということです。

今までのトレードの実績から、1か月あたり15トレードくらいする計算なので
約6週間に1回負けられる計算です。

 

でも、最初から高望みするとロクなことがないのは分かっていますので、
まずは90%くらいで妥協して、大きな損を出さないことを考えていきたいですね。
勝率90%だと上の表から、100回トレードして5万円程度の損失です。
これなら許容できます。

また、勝率90%だと20日に1回負けられます。
つまり3週間に1回負けてもいいんです!

損益比率はあくまで現時点での想定なので、
今後変更が予想されます。
損失と利益はトレードオフの関係なので、
1トレード当たりの損失を減らそうと思えば、当然勝率は下がってきます。
このあたりのバランスは
実際に多くのトレードをやってみないとつかめないと思います。

 

ただ、「あらかじめどれくらい負けられるか」を想定しておくだけで、
トレードに臨む気持ちがかなり楽になるのではないでしょうか?

気持ちが楽になると、変なトレードやムキになって取り返そうという気持ちも
少なくなると思います。

 

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