今日の日経は、下げそうで下げないしぶとい展開でした。
例によって14時以降少し下げたんですが、
ナイトセッションでは日中の高値に迫る勢いです。
とはいえまだ株安の見通しは変わっていません。
僕はつい最近までFXをやっていたんですが、
為替で日経株安につながりそうな兆候を見つけてしまいました。
為替での嫌な兆候というのは、新興国通貨の下落です。
例えば、高金利通貨でお馴染みの「南アフリカランド」や「トルコリラ」です。
世の中的には全然注目されていませんが、これらの通貨がどんどん安くなっています。
特にトルコリラは対円で史上最安値を更新しました。
これは何を意味するのかというと、その国から投資が逃げているということです。
高金利通貨は、景気が拡大してリスク許容度が高まった時に良く買われます。
逆に、リーマンショックなど危機においては真っ先に売られます。
これは人間の行動と全く同じです。
大地震など災害が起こった時は、人はより安全なところへ避難しますよね。
金融危機においても、お金はより安全なところへ避難するんです。
より安全な所というのは、円や米ドルやスイスフランです。
特に円は有事の時には最強通貨になります。
これは何を意味しているのかというと、
世界中の投資家は、
日本が一番破たんの危険性が低い国と思っているってことです。
(ニュースでよく見る日本破たん論は単に不安をあおっているだけです(笑))
逆に高金利通貨は、危機の兆候が感じられると真っ先に売りの対象になります。
最近これだけ株高が続いているのに、
売られているのは気になる所ですね。
南アランドやトルコリラは政情不安もあるかと思いますが、
やはりアメリカの利上げがボディーブローのように
じわじわ効いているのではないでしょうか。
トルコリラは2014年11月と比較して価値が半分になってしまいました。
(ちなみにアメリカの利上げは2015年12月から段階的に4回利上げされています)
たぶん誰も注目していないと思いますが(笑)
僕は頭の片隅においてトレードしようと思います^^
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