トレード初心者がいきなりオプションから始めることのデメリット

オプションはトレード初心者に適さない
マインド

オプショントレードは、僕個人の感覚としては、
株やFXよりも稼ぎやすいと思っています。
でも、誰でも稼げるのかといえばもちろん違います。
オプショントレードの最大のデメリットは、
「失敗が許されない」トレードだという事です。
トレードを始めたばかりというのは、
株にしろ、FXにしろ、色々と失敗しながら覚えていく側面があります。
でも、オプションは失敗を重ねていくと、
稼げるようになる前に資金が底をついてしまいます。

オプションがなぜ失敗が許されにくいのかというと、
トレードにかかるコスト高いのと、
損切り額が大きくなってしまうからです。
まずオプションは手数料が高いです。
僕が使っているSBI証券では、往復で450円くらいかかります。

一方、FXでは取引にかかるコストは、1000通貨で3円程度です。

つまり、手数料だけでも100倍違ってくるわけです。
これが何に効いてくるのかと言いますと、
反復練習」です。

トレード上達の近道として、反復練習が挙げられます。

例えば、僕の場合は「損切り」がすごく苦手で、
いつも追い込まれた状態になって投げ売りしていました。
これを克服するために、FXで
「ポジションを持って少しでも含み損がでたら、すぐに損切り」
をしました。
これを何度も何度も繰り返し、体に覚えこませ
損切りに伴う嫌な感情を克服していきました。

もう、回数にすると1000回以上損切りの練習をしたと思います。
ただ、取引の手数料が先に述べたように3円程度ですから、
1000回損切りしても手数料としては、3,000円程度です。

この損切りの練習をオプションでやったとしたらどうなるでしょう(笑)
手数料だけで、45万円もかかってしまいます!
また、最低枚数の1枚で売買したとしても、1000倍のコストがかかりますから、
1円逆行で損切りしたとしても1000円もロスしてしまいます。
つまり、損失額が100万円です。
よって、損切りの練習を1000回するだけで最低145万円もかかってしまいます。

このことから、オプション取引においては
トレード上達に最も重要な反復練習が、
非常にやりにくい環境にあると思います。

トレードって繰り返しやっていれば勝手に上手くなるものではなく、
自分の苦手な部分を認識し、
それを克服するために反復練習が必要になってきます。

これはスポーツにおいても同じことですよね。
試合に出続けていればいつかは上手くなるものではなく、
普段の地道な基礎練習があって、それが初めて試合に生きてきます。

自分の苦手な部分を放っておいて、
トレードだけを続けていくと、
間違ったトレード方法がドンドン強化されてしまい、
いつまでたっても勝てないという悪循環に陥ってしまいます。

なので、僕個人の考えとしては、
トレード経験が無い初心者がいきなりオプションから入るよりも、
FXなどで色々失敗し、自分の苦手な部分を認識し、
それを反復練習で克服してから、オプションを始めるのがおすすめかと思います。

また、オプションを長年やっているけど、どうしてもうまくいかない人も、
FXをやってみると、ほとんどコストがかからずに色々失敗できるので、
自分の苦手な部分を見つける意味でもおすすめです。

FXとオプションって全然土俵が違うように思いますが、
相場という意味では本質は一緒です。
相場は「敗者から勝者へお金が流れる」ものですから、
負ける原因を突き詰めていくと、結局人間の本能に関わってくることなのです。
その本能に関わる部分は、繰り返し反復練習することである程度克服できます。

どうしてもオプションで勝てないという人は、
僕のように別の相場で苦手な部分を克服するのも一つの手かと思います。

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