この記事では、トレード手法だけではなぜ稼げないのか?について書いていきたいと思います。
僕は10年以上前からFXをやっていますが、「トレード手法」というのは当時から初心者に人気がありましたね。
ただ、ずっと安定的に稼げるトレード手法というのは無く、
10年以上色んなトード手法が出ては消えるの繰り返しでした。
つまりこれは「安定的に稼げる手法は存在しない」という事です。
稼げないから色んなトレード手法が生み出され、消えていっていると思います。
トレード手法に大金を払ったけど、結局ほとんど稼げなかったという経験をされた方も多いかと思います。
稼げないのにトレード手法が人気の理由
なぜこんなに稼げないにもかかわらずトレード手法は人気のコンテンツなのでしょうか?
それは人間が「楽に」「簡単に」「手っ取り早く」を求める傾向が強いので、
その方が圧倒的に売れやすいからです。
いわゆる初心者を食い物にしているということですね。
トレードの教材を売ろうとしても、
トレードの本質から教えている教材は、派手さが無くあまり売れません^^;
そしてトレード初心者は、トレードの心構えから学ぼうとする人はほとんどいないわけです。
それよりも「○○のチャートパターンを覚えるだけで月30万円の収益」
という派手で分かりやすいキャッチコピーの商品の方が圧倒的に売れやすいのです。
販売者からするとこっちの方が楽で簡単に儲かるんですね。
初心者のニーズもこっちの方がありますので。、、、
販売業者にとって楽で簡単に売れやすい、
購入者にとっても楽で簡単なノウハウが魅力的
なので、ずっとこういった怪しいノウハウ系は無くならないのです(笑)
ただ、僕はトレード手法を全否定しているわけではなく、
稼いでいくためには必要だと思っているのです。
何のノウハウもなく、感覚的にトレードできる人って天才トレーダーだけですから。
したがってノウハウは必要と思っている派なのですが、
何も考えずにそのノウハウを当てはめれば稼げるというわけではありません。
どんなに優れたノウハウであったとしても、
それを使いこなすには、使う人の「スキル」や「思考力」が必要だからです。
分かりやすい例でいうと、「車」は目的地に早く到着できるので、とても便利なものです。
でもその車を使いこなすにも、全く運転経験がない人はその便利さを享受できません。
キチンと教習所に通って免許を取得できた人だけが車を運転できます。
また、車を運転するにも経験を積んでいけば行くほど、色んな危険を想定できるようになり、
より安全に車を使いこなせるようになります。
やはり初心者マークを付けている人と毎日運転している人では、運転スキルは異なります。
トレードに関しても全く同じことが言えます。
ノウハウをいきなり与えられても、トレードの経験やスキルが無いと
そのノウハウを使いこなすことはできないのです。
仮に「誰でも実践できるノウハウ」がこの世にあったとしたら、
みんな真似するので一瞬で飽和してしまう事でしょう。
そのノウハウを編み出した人は、市場に出回る前に稼ぐことがでいますが、
我々一般人にそれが出回る頃には、すでに色んな人にノウハウが出回っており、稼ぐことはできなくなっているでしょう。
そう簡単に稼げる情報が一般人に出回ることは無いです(笑)
トレード手法がそのまま通用しない最大の理由
トレードで簡単なノウハウ(トレード手法)が通用しない大きな理由の一つとして、
プロトレーダーとの壮絶なお金の奪い合いに参加しているからというのもあります。
我々のような個人投資家も、大量の資金を動かしているようなプロのトレーダーも
「同じ土俵」で勝負しているのです。
PCの前に座ってトレードをしていると、ついついこの事実を忘れていしまいます。
どうやったら弱者(負けトレーダー)からお金を奪おうか必死で考えているプロたちを相手に
分かりやすくてシンプルなノウハウで稼ぎ続けられるわけがない
というのは火を見るよりも明らかだと思います。
むしろプロトレーダーたちは、
ノウハウだけでトレードに参加している初心者たちをカモにしています。
トレードというのはそういった厳しい環境に身を置いているという事を考えると、
トレード手法というノウハウだけで稼げることは無いということがお分かりかと思います。
トレード手法をうまく活用する方法
ここからは「トレード手法を使って稼げるようになるにはどうしたらいいのか?」について解説していこうと思います。
結局、トレード手法というのはどれも大差ないと思っていますので、
どのトレード手法が良いのかというと、「自分にしっくりくるもの」が一番良いと思います。
人それぞれ性格が異なるので、トレード手法もその人に合ったものが一番良いのです。
万能なトレード手法というのは無く、必ず稼げない時は来るものです。
そんな時、自分に合わないトレード手法を使っていると不安になって継続できなくなってしまいます。
例えば、勝率は異常に低いけれども、たまに実現する勝ちで一気に損を取り返せる手法というのもあります。
でも、このような5連敗10連敗は当たり前という手法だと、継続できない人もいるのです。
一方で、勝率はすごく高いけど、たまに起こる負けで利益の半分くらいは飛ばしてしまう手法もあるのです。
いわゆるコツコツドカンタイプです。
どっちが良い、悪いではなく、使うその人の性格によるのです。
僕だったら10連敗とかは精神的によろしくないのと、利益を伸ばすのは苦手なので、
勝率の高いコツコツドカンタイプが合っています。
でも、人によっては連敗が苦にならず、勝ちトレードで一気に収益を上げるのを得意とする人もいるのです。
したがって最初は色んな手法を試してみて、自分にしっくりくる手法というのを見つけることが重要です。
ちなみに、勝率が高くてさらに負けの金額も少ないトレード手法はありません。
もしあったとしたらそれは詐欺手法といっても良いです(笑)
話を戻します。
色々やってみて、しっくりくる手法が一つに絞れたら、それをずっと続ける必要があります。
大抵は稼げないとすぐほかの手法に移動してしまいますが、
それだとずっと同じことの繰り返しなんですね。
結局他の手法に乗りかえたとしても、また稼げなくなったらまたまた別の手法に乗り移る、、、
これを繰り返していては、トレードで永く稼ぎ続けることはできません。
ずっと手法ジプシーのままです。
このあたりの重要性は以下の動画でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください(^^)/
たとえ稼げなくてもあきらめずに継続していくと、「気付き」を得られるようになってきます。
例えば、○○の相場環境の時はうまくいくことが多いな、、、とか
△△の状況の時は、損切りで終わることが多いな
といった事です。
この気づきが得られれば、そのノウハウ自体は誰にでも理解できるありふれたものだとしても、
あなた独自のオリジナルの手法に生まれ変わるのです。
これが単純にノウハウを機械的に当てはめるのと、「思考力」を働かせる場合の違いです。
この思考力を働かせば働かすほど、どんどんとトレードの精度は上がっていきます。
こうなれば単純なノウハウではなく、あなたのスキルと思考力が加わった立派なトレード手法になるのです。
このようにトレード手法はトレードで稼ぐ上で必要なものなのですが、
どんなトレード手法なのか?が大事なのではなく、
そのトレード手法をどうやって利用しているのか?のがはるかに重要なのです。
したがって、世に売られているトレード手法というのはどれも大差なく、
どのトレード手法であっても、自分なりの「思考力」を働かせ、
オリジナルの手法に昇華させる必要があるのです。
ここがトレード手法の難しさであり、なかなか多くの人が気づかない部分でもあります。
当然僕もトレード手法だけを追い求めた時代がありましたが、
その結果それではダメだという事に気が付き、今こうして記事を書いています!
なので、僕のように大きな回り道をするのではなく、
一つの手法を究める方向に行ってほしいなと思います!
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