退場リスクを事前に回避する便利なエクセルシート

オプセルシート 統計データを利用しよう

この記事では、僕が無料配布している「オプセルシート」について書こうと思います。
このオプセルシートは、僕が2年半のオプショントレードを経験して編み出されたエクセルシートです。
「オプションのエクセルシート」なので「オプセルシート」です(笑)

オプセルシート無料配布中!!

オプセルシートは、最初は自分が日経225オプションをトレードするにあたって
「こんなシートがあるとメチャクチャ便利だな」という思いで作成しました。
そして実際に使ってみると、これは初心者の方が使うとかなり便利なんじゃないか
という事で無料配布する事に決めました。
もし気になる方は以下のボタンをクリックしてお受け取りください(^^)/

オプセルシートのメリットは端的に言うと以下の通りです。

オプセルシートメリット
〇初心者の方でも統計的事実をもとに迷いなくエントリーできる
〇暴落時のシミュレーションが簡単にでき、暴落予防対策が取れる

オプセルシートは以下の2種類あります。
①IN確率判定シート
②オプション価格シミュレーションシート

以下の動画でこれらのシートに関して分かりやすく説明しています。
シートの基礎を知りたい方は、ぜひご覧ください(^^)/

これらのシートは、どちらも日経225オプションをやる上で貴重なシートとなっています。

もうエントリーに迷わない!「①IN確率判定シート」

オプセルシート

まずは、①のIN確率判定シートについてご説明します。

このシートは過去30年間の日経平均株価をもとに
「SQまでにインザマネーになる確率」を計算するシートです。

オプション初心者は、例えばプット売りをする時に、
権利行使価格をATMからどれくらい離すと安全なのか、パッと判断できるものではありません。

でも、このシートを使う事で、自分がこれから売ろうとしているプットの権利行使価格が、
「過去30年間のデータをもとに、どれくらいの確率でインザマネーになるか」を一瞬で算出できるものです。

例えば今の日経平均が20000円でこれから売ろうとしているプットの権利行使価格が
16000円で、SQまでの日数が10営業日だった場合、
過去30年間で10営業日で4000円以上下落する確率をオプセルシートで計算できます!
オプセルシートで算出された確率が0.5%以下だった時、あなたは自信を持ってこのプットを売ることができるのです。

この①IN確率判定シートはかなり便利なツールなのですが、
最も威力を発揮するのはボラティリティが上昇した時です。

今年の3月のコロナ暴落の際は、ボラティリティがリーマンショック以来の高値になりましたが、
そんな時は、オプション価格も考えられないくらいに跳ね上がりました。

例えば、2月28日では日経平均が21000円でしたが、
6000円下の権利行使価格15000円のプットに200円以上の値が付いたのです。
しかもSQ日が3月14日なので2週間後です。

この条件で、①IN確率判定シートでIN確率を判定すると0%でした(笑)
つまり30年間の歴史で2週間後に6000円以上下落したことが全く無いにも関わらず、
その権利行使価格には200円の値段がついていたという事です。
1枚売ったら20万円の利益ですし、10枚売れば200万円の利益でした。

つまり、IN確率判定シートで計算することで、
「過去30年間で全くINしたことが無い権利行使価格に200円の値段がついてる」という事が
統計的事実をもとに分かるという事です。

この点が非常に大きくて、自分の主観では無く
客観的な統計データをもとにエントリーした方が良いのか判断ができるという事です。

僕が普段からお話ししていることですが、
「ボラティリティが上昇した時はかなり有利にエントリーできる」のですが、
このIN確率判定シートを使うと、それがデータとともに分かるという事です。

特に初心者は、売りエントリーする時に
どの権利行使価格を売ったら良いのか分からないことが多いと思います。
そんな時でもこのシートを使う事で、例えば「IN確率5%以下の時にエントリーする」
といった明確な基準を設けることができます。
特にボラティリティが上昇した時は、ATMからかなり遠く離れていてもオプション価格が高く、
さらにIN確率が5%以下になるという事が分かると思います。
一方で、ボラティリティが低い時にIN確率が5%以下を実現させようとすると、
オプション価格がかなり安い、遠くの権利行使価格を売らなくてはいけません。

そんな時はエントリーを見送る事も可能です。

ただこのシートの注意点は、あくまでも過去30年間のデータから算出された確率なので、
50年に1回の下落のような想定を超える下落では歯が立たない事もあるのです。
なので、確率が0%だからと言って絶対に安全という事は無いという事です。
そこは過剰なリスクを取らずに安全運転で行ってほしいなと思います。

このシートは当ブログで無料配布していますので、気になる方はぜひ受け取って頂きたいと思います。

暴落時の退場リスクを瞬時に判定!
「②オプション価格シミュレーションシート」

オプセルシート

次に、②オプション価格シミュレーションシートについて解説したいと思います。

このシートは、今自分が持っているポジションに対して、
もし3000円の暴落が起こって、ボラティリティが50上昇した時に、
ポジション損益がどれくらいになるのかシミュレーションできます。

つまり暴落が起こった時あなたのポジションが安全なのか?
を簡単に判断できるシートです。

以下の動画でこのシートについて分かりやすく解説していますので、ぜひご覧ください(^^)/

オプショントレードの初心者は、暴落時に大量の退場者を出してしまいます。
その理由は、「暴落が起こった時に自分が持っているポジションがどうなるかが分からない」からだと思います。
オプションは8割が理屈で説明できるので、「暴落が起こった時にオプション価格がどうなるか」というのは計算ができるのです。
でもそれをやらないがために、暴落が起こった時に自分のポジションの含み損がとんでもない事になって慌ててしまうのです。
でもそうなった時は手遅れで、大幅な損切りをするか、退場になるまで耐えるかの選択肢しか残されていないのです。

オプセルシートシミュレーション例
〇明日1000円以上の暴落が起こった時に損益はどうなるか?
〇1週間後に5000円暴落してボラティリティが50上昇した時に損益がどうなるか?

シミュレーションで自分の許容レベルを超える損失が出てしまう場合は、
ポジションを再検討する必要があります。
こういう時は、大抵ネイキッド売りポジションの持ちすぎです。
ネイキッド売りは、損失無限大なので暴落が起こった時はとんでもない損失になってしまいます。
ネイキッド売りでは無く、クレジットスプレッドなど買いポジションを適度に混ぜる必要があります。

上の動画では、ネイキッド売りとクレジットスプレッドの損失の比較もしていますのでご覧ください。
損失の増え方が全然違うことが分かります。

このようにオプションはしっかりシミュレーションすることで、退場を防ぐことはできるのです。
ただシミュレーションが難しくてやらないだけなのです。
でもこのオプセルシートがあれば誰でもできます!
オプションで退場はしたくないけど、シミュレーションするのも難しくて分からない、、、
という方は、オプセルシートを活用して頂きたいと思います。

日々進化するオプセルシート!

このオプセルシートは使いやすいように常に改良が加えられています。
先日は「先物ミニのヘッジ」にも対応するようになりました。

オプショントレードで売りポジションを持っていると
思わぬ相場の変動で追い込まれてしまう事もあります。
そんな時は、先物ミニをあててヘッジするわけですけども、
そのヘッジポジションを含めたオプション価格のシミュレーションもすることができます。

使い方は以下の動画で解説していますので、
先物ミニのヘッジを含めたシミュレーションをしたい方は是非ご覧ください!

そして、最近追加された機能としては、
楽天RSSのアドインを追加して自動入力に対応しました!

このシートは、ポジション数が増えてくると入力が少し面倒なんですよね^^;
使った事はある方は分かるかと思うのですが、
ポジションごとにボラティリティを入力しなくてはいけないんですね。

ポジションが10種類ある場合は、10種類分ボラを調べて数値を入力する必要があったのです。
しかもボラは刻々と変化するので、時間が経ったら再度新しい数値を入れる必要がありました。
これが多少面倒だったのですが、最新版はこれを自動入力に変えました!
最初に設定しておけば、ボタン一つで数値が更新されます。

これで数値の入力の手間からも解放されます(^^)/

以下の動画で、アドインの追加方法や最初のRSSの設定方法などを説明しています。
自動入力で数値入力の手間から解放されたい方は、ぜひ最新版をご利用ください。

以上、この記事ではオプセルシートの便利な機能について解説してきました。
オプションは8割が理屈で説明できるので、退場リスクもシミュレーションすれば回避することができるのです。
ぜひこのオプセルシートを使って、オプショントレードを永く楽しんでほしいなと思います。

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