僕のように予想が当たらない人は、SQ週は避けた方が無難(笑)

SQ週はリスクが大きい(予想の精度が必要)
日々の取引

今日の日経は、パウエル新FRB議長の発言により
軟調な展開となりました。
市場はアメリカの利上げペースが加速するかも?という疑念を強めた結果、
アメリカの金利が上昇し、株価が下落した影響が、
日本にも波及したようです。
僕のやや追い込まれていたコール売りも
建値付近へと息を吹き返してきました。

僕の中では、これで戻しによる上昇トレンドが終わったと判断します。
ここからいきなり下落するのかは分かりませんが、
ここ2週間ほどの上昇トレンドはいったん終わりかなと思っています。
という事で、コール売りを1枚追加しようかとも思いましたが、
金曜日にはポジションは閉じることになりますし、
SQ前にあまりリスクを取りたくないのもあり、
今のポジションのまま行こうと思います。

僕がSQに近い日のトレードを避けるのは、
オプション価格の変動幅が大きくなるからです。
価格変動が大きいという事は、
それだけ大きく稼げることの裏返しでもありますが、
予想が外れた時のダメージも大きくなってしまいます。

僕の投資スタイルは、「予想が外れてもある程度の利益を残す
なので、チマチマとタイムディケイで稼いできた利益を
吹っ飛ばすトレードだけはやりたくないのです。
これは、SQ間際のトレードを否定しているのではなく、
あくまでも僕のトレードスタイルに合わないという事です。
大きく稼ぐ人ならば、SQ間際に勝負していくのも全然ありだと思います。
ただ、僕のように大きな損失を受け入れられない人は、
SQ間際のトレードは避けて、翌限月でゆったりと勝負した方がいいと思います。

具体的にどれほど価格変動が違うのかと言いますと、
SQまで残り7日と2日で、ATM付近のガンマ値は約7倍異なります。
もちろんこの7倍という数値は、色んな条件によって違ってきますので、
あくまで一例です。
これがオプション価格にどう影響してくるのかと言うと、
SQまで7日ある場合は、ガンマによって4円上昇するところが、
SQまで2日しかない場合、ガンマによって28円も上昇するという事です。
ガンマだけでこれだけ異なってくるのです。
実際はこれにデルタの影響も加わってくるので、
変動幅はさらに大きくなります。
また、インプライドボラティリティが跳ね上がった時は、
さらにさらに変動幅が大きくなってしまうのです(笑)
オプション売りのタイムディケイによる利益なんて吹き飛んでしまいます。

このようにSQ日に近くなればなるほど、
株価変動に対するオプション価格の感応度は激増します。
つまり、相場の方向性の予測が非常に重要となってくるのです。
SQが近くなるとATMから遠い場合、ほとんど値が付きませんので、
近い価格を売っていくしかないのもリスクとなります。
従って、オプションを売ってしばらく泳がせておくことができません。
ダメだと思ったら瞬時に損切りする技術が必要となってきます。
僕にはそのような技術は無く、なるべくゆったりとした気分でトレードをしたいので、
SQ日に近くなると翌限月に乗り換えてしまいます。

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