IB証券使い方まとめ(銘柄選定から発注まで)

インタラクティブ・ブローカーズ 個別株オプション(IB証券)

この記事では、IB証券の銘柄選定から発注方法まで一通りまとめて書きたいと思います。

IB証券は、最初はとにかく使いにくいです(笑)
日本の証券会社の使いやすいツールに慣れていると、本当に使いにくいのですが、
慣れてしまうとそれほど気にならなくなったりします。

そこでこの記事では、IB証券でオプション投資する銘柄を効率的に選び出す方法から、
その銘柄で実際に発注する方法までをまとめて書いて、
この記事を読むだけで一通り、IB証券の使い方がマスターできるようにしたいと思います。

IB証券での効果的な銘柄選定方法

まず、IB証券で効率的に銘柄を選ぶ方法を説明したいと思います。

以下の動画でも簡潔にまとめていますので、
動画を観てから以下の記事を読む方が、よりすんなりと頭に入ってくるかと思います(^^)/

IB証券では、オプショントレードできる対象が3000銘柄以上あるのですが、
全ての銘柄がオプションに適しているわけではありません。
中には知名度の低い銘柄で、オプション取引量が極端に少なく、
売買に適さない銘柄も含まれているのです。

したがって、オプションをやる銘柄は「知名度のある銘柄」を選ぶ方が断然良いです。
知名度のある銘柄と言われても、米株なのでピンとこない方も多いと思います。

そこで、ヤフーファイナンスから選び出す方法をご提案します。

ヤフーファイナンス(米株)

上記のサイトで「時価総額」や「売買代金」の上位銘柄を選ぶことで
メジャーな銘柄をすぐに選び出すことができます(やり方は動画で解説しています)。

yahooファイナンスにはコードも示されているので、
良い銘柄が見つかったら、そのコードをIB証券に打ち込めば取引ができます!

ただ、メジャーな銘柄であれば、全てがオプショントレードに適しているのかと言えば、
そうでもないのです。
それは、株価があまりにも小さい銘柄は結構やりにくいです。

例えばTwitter(TWTR)は、とてもメジャーな株で売買代金も大きいのですが、
株価が小さくてやりにくいのです。
詳細は動画でお話していますが、Twitterの株価は30ドル台で、
それに伴うオプション価格も小さくて、初心者にとってはちょっとわかりにくいです。
ATM近くの権利行使価格でもオプション価格が1ドルちょっとで、やりにくいんです。

オプションの枚数を多くすれば、取引できないこともないのですが、
最初のうちは、そのような余計な手間をかけるよりも、
株価が大きくてオプショントレードをやり易い銘柄だけに絞っても十分チャンスがあると思います。
例えば、

  • アマゾン(AMZN)
  • アップル(AAPL)
  • フェイスブック(FB)
  • コストコ(COST)

などなど、トレードに適している銘柄はたくさんあります!
これらの銘柄は、かなりメジャーな銘柄でオプション取引も活発に行われており、
非常に売買がし易いのと、株価自体も大きいため、オプション価格自体もある程度の値段がついており、
初心者にとっても分かりやすくなっています。

より高度な銘柄検索方法

最初のうちは、こんな感じで人海戦術で色んな銘柄を見て行くのが良いかと思いますが、
少し慣れてきた場合、ヤフーファイナンスで上位表示される銘柄以外も取引してみると良いかと思います。

そのような銘柄をどうやって見つけていくのかと言いますと、
IB証券の「アドバンスト・マーケット・スキャナー」というのを使います。

使い方の詳細は以下の動画を見ていただくと分かるかと思います(^^)/

これで何ができるのかと言いますと、IB証券の全銘柄から条件にあった銘柄を検索することができるのです。
例えば「ボラティリティが○○以上で、最近ボラが急上昇した銘柄」なんかも一発で見つけることができます。
僕はこの機能を知るまでは、一個一個しらみつぶしに銘柄を見ていたのですが、
これを知ってから銘柄検索の手間が一気に解消されました!
これは、それほど便利なツールなのです。

IB証券は最初は確かに使いにくいのですが、このようにかゆいところに手が届くツールも用意されていて、
使いこなすことでトレード生活をより便利にしてくれます!

ここまでで、一通り銘柄検索方法を説明してきました。

IB証券でオプションをやるにあたって、銘柄検索は一つの関門ですので、
しっかり習得してくださいね。
銘柄選びが収益に直結しますので、ここは手を抜けないとことです!

IB証券での発注方法

実際に発注する流れは、
・ボラティリティの確認
・チャートの確認
・実際に発注
という流れになります。

以下の動画でも分かりやすくまとめていますので、
是非ご覧になってから、記事を読み進めて頂ければと思います。

ボラティリティの確認は必須作業となります。
オプションがボラティリティの売買であり、「売り戦略」にとってはボラが上昇して、
オプション価格が跳ね上がったところで売りたいわけですので、
ボラの確認は外せないのです。

ここでボラを確認して投資条件を満たしたなら、
次にチャートの確認へ行きます。
もしボラが条件を満たしていなければ、また違う銘柄を探します。

チャートは、「この形状」という明確に決まったものは無いのですが、
一番いい形は、上昇トレンドの中で大きく下落した状態です。
もしくは、もみ合い相場であればアイアンコンドルを仕掛けやすいと思います。

僕の場合は、チャートの形状はあくまでも参考程度であり、
一番大事なのはボラティリティですので、ボラティリティが跳ね上がっていれば、
多少チャートの形状がイマイチでもエントリーすることは良くあります。

それではようやくエントリーの説明です。

エントリー自体はとても簡単で、やり方さえマスターしてしまえばすぐに終わります。
まあ、銘柄選定も慣れてくれば、サッサとできますのでIB証券で銘柄選定して実際に発注が完了するまでに、
早ければ5分程度で終わりますし、多少時間がかかっても15分くらいですね。
ただ、ここまでの領域に到達するまでに、何カ月間かの練習は必要かと思います!

では、実際に発注方法を説明したいと思います。

クレジットスプレッドでの注文

詳細は、上記のリアルトレード公開の動画を見ていただければすぐにマスターできると思います。

注意点としては、必ずクレジットスプレッドで注文する点です。
ネイキッド売りはやはりリスクが大きいので、避けるべきだと思います。

クレジットスプレッドに関しては、以下の記事で分かりやすく説明しています!

退場を防ぐ

退場防止に必須の知識。クレジットスプレッド手法のまとめ

IB証券でクレジットスプレッドを注文するのは、非常に簡単にできるのです。

通常、日本の証券会社でクレジットスプレッドをやろうとすると、
売りと買いの注文を別々にやらないといけません。

でもIB証券の場合は、なんと同時にできてしまうのです!
つまり、1回の注文で売りと買い2回分の注文ができるのです。
(動画でも説明していますが「コンボ注文」と言います)

これは非常に便利な機能で、買いと売りが同時に注文できるので、
有利な約定価格に指値を置いて放置しておくこともできるのです。

売りと買い別々に注文を出す場合は、
片方が約定したらもう片方も手動で約定させないといけません。

これをやらずに片方だけ約定させたままだと、クレジットスプレッドになりませんし、
売りだけ約定して買いが約定しない状態では、ネイキッド売り状態となり危険です。

そのような煩わしさが無いのも、コンボ注文の魅力となっています。

バックスプレッドで暴落でも利益を得る!

あともう一つマスターして頂きたい手法として、
「バックスプレッド」があります。

注文の詳細は以下の動画を見ていただきたいと思います。

この手法は、「暴落で利益を得る」事ができます。
クレジットスプレッドでは、暴落時は退場は免れますが、ある程度の損失は避けられません。
でも、このバックスプレッドをやる事で、暴落時にも利益を得ることができます。

具体的にどれくらい利益を得られるのか?について
以下の記事で検証を行っていますので、気になる方は是非ご覧ください(^^)/

バックスプレッドの検証

大暴落で大きな含み益!バックスプレッドの検証を行いました

このバックスプレッドもIB証券では「コンボ注文」で1回の注文で完結することができます。

実際に注文方法は動画で解説していますので、割愛しますが、
かなり使える手法ですので、ぜひマスターして頂きたいと思います。

暴落はめったに起こらないので、この手法が役に立つことは少ないのですが、
いざ起こった時に絶大な威力を発揮する手法であることは間違いないです!

僕は偶然にもコロナ暴落前にこのポジションを仕掛け、コロナ暴落で大きな利益を得ることができました!

この記事ではIB証券の銘柄選定から実際に注文を出すことろまでを一通り説明しました。
この記事を何度も読んで、ぜひIB証券の使い方をマスターして頂きたいと思います!

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