専業トレーダーになるとますます稼げなくなる真実

稼げない マインド

この記事では、「専業トレーダーになると本当に稼げるのか」について書いていきたいと思います。

専業トレーダーに対する幻想

僕は兼業トレーダーと専業トレーダー、どちらも経験しており、
両方の良い面、悪い面を見てきました。
そんな僕が下した結論は、
専業トレーダーになったからと言って稼げるわけでは無い
という事です。
ハッキリ言うと、専業トレーダー=稼げるは「幻想」です^^;

何となく、専業トレーダーだとたくさんの時間をトレードに割くことができるので、
稼げるようなイメージがあるかもしれません。

僕も会社員時代、隙間時間を利用してFXをやっていましたが、
その時僕が考えていた事は、
「会社辞めて専業になれば、全ての時間をトレードに使えるから絶対に稼げるようになれるのに、、、」
といった事でした(;^_^A

ただ、トレードに時間をかけたからと言って稼げるようにはなれないのです。
これは僕が専業トレーダーになって最も実感したことでした。

チャートを見る時間と収益は比例しないのです。

以下の動画で専業トレーダーのメリット・デメリットをまとめています。
僕は何年もかけて気付いた事実を、サクッとまとめました(^^)/

メンタルがやられた専業トレーダー時代

メンタル崩壊

トレードで重要な事は、トレードスキルよりも「メンタル」です。
いくらトレードスキルが向上したとしても
それを使う人間のメンタルがきちんと確立していないと、トレードでは収益を上げられません。
トレードはお金を扱うので、そういったメンタルの部分はもろに出てきます。

僕の場合、専業トレーダーになるとそのメンタルがやられてしまいました(汗)

最初は良いんですよ。
専業トレーダーになってやる気に満ちていますし、気力も充実しています。

でもその気力をずーーっと継続させるのはよっぽど強いメンタルが無いと難しいと思うのです。

専業は基本的に時間があり余っています。
トレードは「待ち」の作業が多くなるので、実は結構暇です。

人間は時間があるとロクな事を考えないのです。
時間が余って考える事は、ネガティブな事ばかりです。

最初はトレードで稼いだお金で○○を買ってとか
△△に旅行に行ってとか
楽しい事も考えられますが、そんなこと何カ月も考えれられますか(笑)

次第に、
「オレは何でこんなことやってるんだろう?」
「こんな事一生やり続けるのか?」
「もしこの先稼げなくなったらどうしよう、、、」
といったネガティブな事を考えるようになってしまうのです、、、

PCの前に座ってひたすら売買を繰り返していたら、精神的に病んでしまうものなんです。
家族以外、誰とも会いませんでしたからね、、

トレードで稼ぐ稼がない以前に、こういった孤独に耐えられなくなってきます。

時間があると、チャートや損益ばかり気にするようになる、、、

スマホでチャート見る

実際にトレードをする時も、専業トレーダーの弊害が出てきます。

先ほども書きました通り、専業は時間があります。
そして暇を持て余した専業トレーダーがやる事と言えば、
エントリーした後のチャートや損益を何度も何度もチェックしてしまうという事です。

会社で仕事をしている人だと、トイレに行った隙にちょっと確認するくらいかもしれませんが、
専業で時間がたっぷりあるとついつい気になって、何度も確認してしまうのです。
でも、チャートや損益を何度も確認しても、利益が増えるわけではありません(笑)
むしろ時間の無駄と言っても過言ではありません。

損益が常に気になって、利益になれば喜び、損失になれば悲しむ(もしくは怒る)
といった事で、感情もチャートの動き次第になってしまい、
トレードにエネルギーを吸い取られてしまっている状態です。

トレードを始めたきっかけは、トレードで稼いで自由な時間を得て、
気ままな人生を送りたいという事だったのですが、
人間は自由な時間があり過ぎるのも良くないという事実に気が付きました!

「自由」がトレードに与える影響

「自由」と聞くと良いイメージを持つ方も多いと思います。
僕もそう思っていました。
しかし、トレードにおいてはデメリットでしかない事にようやく気が付いたのです。

自由だとストレスも感じず、何者にも束縛されないですから、
トレードでも良い結果が出そうですが、
この「自由」であることで何倍も難易度が上がってしまうのがトレードなのです。

でも、なぜ自由がトレードに悪影響を及ぼすのか?
このあたりを動画にまとめていますので、ぜひご覧ください!

僕が専業になりたての頃、以下の状況に陥ってしまいました。

・どの時間帯でトレードをやるのも自由
・何時間でもチャートを見るのも自由
・どの通貨ペアをやるのも自由
・トレードルールも自由
・ルールを守るも、破るも自由

要するにトレードに関しては全てが自由なんですね。
兼業トレーダーの頃はこの状況がうらやましくて仕方なかったですが、
いざ自分がなってみると、この状況で稼ぐのは至難の業だという事に気が付きました。

全てが自由な状況で結果を出すのは難しいです。
だらけてしまうのが人間なんです。

いつでもチャートを見てトレードする状態だと、
「そろそろトレードでもやるか、、、」
みたいな感じで全然気持ちが乗ってない時でもトレードしてしまいます。

そんな状態でトレードしても稼げるわけはありません。

会社勤めで時間が限られている中でやる場合は
例えば1時間でも時間を決めて集中してできます。

ダラダラと何時間もトレードするよりも、集中した1時間の方が何倍も学びが得られます。

これも僕が実際に体験したことなのですが、
時間がたっぷりあると人間怠けてしまうんですよね。
時間が限られていて「1時間しかない!」となると
すごく集中できますし、作業もはかどります。

でも、専業トレーダーのように時間がたっぷりあると、
そもそも時間を決めてやる事もせず、
とにかく辞めたくなるまでだらだらと続けてしまいます。
集中力もすぐ切れてしまうので、youtube見たりネットサーフィンしながらトレードしたりと、
とても時間密度が薄くなってしまいます。

・1時間だけ集中
・時間は決めずにダラダラ

どちらが時間密度の濃いトレードをできるかは明白ですね!

色んな手法に目移りしてしまう

後は専業トレーダーの方が時間があるがために、
色んな手法に手を出してしまいがちです。
時間が許す限りどんなトレードをするのも自由なのが専業トレーダーですから、
コロコロと色んな手法に目移りしてしまいます。

でも、手法はあくまで手法でどれも大差ないのです。

トレード初心者が陥りがちな事として、
「稼げる手法がある」と思いがちなんですね。
何か自分が知らない稼げる手法があって、それを見つける旅に出てしまうのです。

専業トレーダーは時間があるので、
手法Aをチョットやって稼げなかったら、「じゃぁ次の手法Bへ!」
と次々手法を乗り換えていきます。

これをやってしまうと、ずーっと手法探しの旅に出る事になり、
いつまでも稼げるようになれません。

世の中に「稼げる手法」というものは無く、
まずは一つの手法を究めた人が継続的に収益を出すことができるのです。

トレードルールを破ってしまう、、、

また、トレードルールもどちらかというと専業トレーダーの時の方が破る事が多かったです。
兼業の場合は、ずっとチャートを見ることができなかったので、
エントリーしたら、利食い注文と損切り注文を入れて放置することが多かったので、
結果的にルールは守れていました。
でも専業時代は、エントリー後もいつでもチャーを見れる状態でしたらから、
色んなことを考えてしまうんですよね、、、

「今回は反転しそうだから損切り注文をいったん取り消そう」
なんて考えてしまうのは、時間がたっぷりあるとある専業時代でした(笑)

僕が専業トレーダー、兼業トレーダー両方を経験して、分かった事は
自由な時間が多いほど稼げるわけでは無い、という事です。

むしろ時間の無い兼業トレーダーの方が、色々工夫することで
時間密度を濃くして一気にトレードスキルを高めることができます。
人間どうしても時間がたっぷりあると工夫して効率的にやるという事ができなくなります。

また、時間がある事で色んなことをやりたくなってしまい、
結局は遠回りしてしまうのも専業トレーダー時代でした(笑)

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