優位性が無い所での売買は、コイントスの裏表を当てるゲームと同じ

優位性が無い売買は運に左右される
オプション取引の優位性

相場はパニックになっている時が一番稼ぎやすい
と言われています。
特にオプションではそれが顕著に表れると思います。
逆に言うと、平常時では稼ぐのはかなり難しいとも言えます。
というのも、みんなが冷静な時というのは、
オプション価格はほぼ理論値通りの値を付け、
そこに何ら優位性は生まれていないからです。
「優位性が無い」という事は、
基本的には勝つ確率、負ける確率がそれぞれ50%に収束し、
稼ぐことは難しくなってきます。

「優位性が無い状態」というのは、
コイントスの裏表を当てるゲームに例えられます。
ものすごく運がいい人だと、
10回連続で当てたりすることも可能かもしれませんが、
これを1000回、1万回、10万回と繰り返していくと、
どんな人でも勝率はほぼ50%に収束していきます。

つまり、優位性が無いところでのトレードは、
コイントスと同じように勝ち負けがほぼ運に左右され、
勝率が50%に収束します。
実際は、手数料やメンタルなどの問題で、
大抵の人は損失となります。

これが多くの人が相場で利益を上げられない理由の一つで、
ポジションを持つことを前提にトレードをしており、
優位性が無い所でやみくもに売買を繰り返しているという事です。

一方で、優位性がある所での売買と言うのは、
先ほどのコイントスで言うと、
コインに何らかの細工がしており、例えば、
表が出る確率70%、裏が出る確率30%のような状態です。

この状態でコイントスのゲームをやれば、
「表」を言い続ければ必ず勝てることが明らかです。
運悪く5連敗することもありますが、
1万回も繰り返せば必ず勝てるでしょう(笑)

では、相場で優位性があるというのはどういう状況でしょうか?
我々個人投資家は、有利な情報をいち早く入手できるわけでもありませんし、
相場を動かすほどの資金もありません。
でも、一つだけ簡単に有利な状況を判別する方法があります。

それが当ブログで何度も書いてきた、「IVが跳ね上がった時」です。
IVが跳ね上がった時というのは、大抵相場が急落した時であり、
そのヘッジのためにオプションのプットに買いが殺到します。
この時ばかりは、平常時の理論値を大きく逸脱した価格が付きますので、
プット売りの大きなチャンスと言えます。

先ほどのコイントスのように、確率が50%ではなく、
勝率が70%や80%など非常に有利な状況になります。
このような有利な好況で、何度もトレードすると、
たまに負けることはありますが、
数を多くトレードを重ねていくうちに、利益が積み重なっていくでしょう。

つまり、相場で優位性がある時のトレードというのは、
表が出やすいように細工されたコイントスのゲームのようなものなんです。
相場がパニックになっている時というのは、
それほど優位性があるという事なんですね。

従って、パニック時に一緒になって相場の渦に巻きこまれてはいけません(笑)
そこは場数を重ねて、自分は冷静になって
相場を見る事ができれば、利益は上げられるようになると思います。

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