コロナ暴落でリアル体験!恐ろしいプットの破壊力

破壊力 オプショントレードの基礎(初心者向け)

この記事では、「プットのオプション価格」について掘り下げていきたいと思います。
以下の動画では、ブログ記事では書けなかった、
実際のプットの価格チャートやエクセルのシミュレーションを利用して
プット価格の恐ろしさについてお話ししています。是非ご覧ください(^^)/

今回のコロナウイルス暴落でプットの恐ろしいプットの破壊力をまざまざと見せつけられました!
相場が上昇トレンドを描いている時は、メチャクチャ稼ぎやすかったプット売りが、
暴落で一気に豹変してしまいました。

相場の格言でも、「上げ100日、下げ3日」とありますように、
下げ相場というのはたったの3%しかありません。
ここ最近の暴落で、トランプ大統領が就任してからの上げ幅を削ってしまったようですが、
統計を取ると、「上げ1114日、下げ34日」と格言通り約3%の下げ相場でした。

上昇相場は、下落相場の33倍も多いのに
結局は下げの幅が大きすぎて±ゼロになってしまっています。

相場は上昇した日、下降した日は、50%、50%ではなく、比率で言えば97:3で圧倒的に上昇で終わる日が多いというのも、
ネイキッドのプット売りをしてしまう原因かもしれません。
ほとんどが上昇で終わるのであれば、ネイキッドでプット売りをしてしまう気持ちも分からなくはないです。
でも、今回の暴落でプットの破壊力が分かったので、ネイキッド売りはもうやらないようにしたいと思います。

オプション取引において「インプライドボラティリティ」が非常に重要な意味を持ってくるのですが、
今回のコロナ暴落は、リーマンショックに匹敵するレベルとなっています。

日経VIに関しては、リーマンショック92 でコロナ暴落が70以上です。
動画でもご説明しているのですが、日経のボラティリティは、
算出するプットの価格が対応しておらず正しく算出されていません。
最近の下落幅に算出ルールの変更が追い付いていないのです。

一方、アメリカS&P500のインプライドボラティリティである、VIX指数は正しく出ているので
そちらの方が参考になると思います。
VIX指数は、リーマンショックで90、コロナ暴落で85となっており、
リーマンショックにほぼ匹敵する混乱ぶりとなっています。
米同時多発テロもかなり相場に混乱をもたらしましたが、それでも49ですから、
コロナ暴落がいかに凄い事になっているかお分かりかと思います。

ただ、暴落の度合いを見るうえで、リーマンショックが良く引き合いに出されますが、
今回の暴落がリーマンショックレベルで終わる保証はどこにもありません。
もしかしたら更なる混乱が露呈して、さらにさらに暴落が起こる可能性があります。

一時的に底を打って相場が回復するような場面が出てくるかと思いますが、
更なる暴落が起こる可能性も十分考えられますので、
ポジション量に関しては十分慎重に行動し、常に余力を持たせておくことが重要です。
ボラが上がって、一気に稼げる相場が来ましたが、
だからと言って全力でポジションを持つと、想定外の暴落でまたやられてしまいますので、慎重に行動しましょう(^^)/

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