【超初心者編】コールとプットを可能な限り簡単に説明

コールとプット オプショントレードの基礎(初心者向け)

この記事では、オプション超初心者向けにコールとプットについて
できるだけ分かりやすく書いてみます!

オプション初心者が最初にぶち当たる壁が「用語の難しさ」ですが、
インターネットや動画を検索しても、分かりやすい解説が無いんですよね、、、
これではオプション初心者が気軽にトレードを始められないという事で、
この記事で「実践的な知識をできるだけ分かりやすく」解説します。

まずいきなり初心者の頭を悩ませるのが「コール」と「プット」ですね^^;
ちなみに「コール」と「プット」の意味ですが、以下の通りです。

・コール・・・買う権利
・プット・・・売る権利

もうこの時点で分からなくなってしまいますよね(笑)
なので、僕はコールとプットの用語の意味は「今は」覚えなくても良いと思います。

コールやプットは「商品名」だと思って良いと思います。
つまりトヨタや任天堂といった株式名と同じと思って良いです。

コールやプットという商品を買ったり売ったりするんだな」と
まずはこれくらいで良いと思います。

コールやプットの意味を正確に知っていたからと言って、
オプションで勝てるわけではありませんから。

コールとプットの実践的な知識

以下の動画でも実践的な知識をサクッとまとめていますので、
短時間で知識を得たいという方は、ぜひご覧ください(^^)/

コールとプットはただ単純に買いと売りのように意味が反対なだけではありません。
性質に大きな違いがあるのです。
例えば、コールとプットではATMから同じ距離にある権利行使価格でも、
オプション価格が全然異なるのです。

例えば現在の日経平均が20000円だとして、
2000円上のコール(権利行使価格22000円のコール)のオプション価格と
2000円下のプット(権利行使価格18000円のプット)のオプション価格は、
全然値段が違うのです。

その違いを以下の図で説明します。

コールとプットオプション価格の違い

 

上の図は、ある限月の日経225のオプション価格です。
図から明らかなように、ATM(アットザマネー)から2000円の等間隔でも、
コールとプットの値段が全然違う事がお分かりだと思います。
ATMから同じ距離ならば、プットの方が圧倒的にオプション価格は高くなります。

また、コールとプットで同じオプション価格でも、
ATMからの距離が全く異なるのです。

例えば現在の日経平均が20000円だとして、
オプション価格が30円のコールの権利行使価格と
オプション価格が30円のプットの権利行使価格は、
ATMからの距離が全然異なるのです。
その関係を以下の図で説明します。

コールとプットのオプション価格の違い

 

コールとプット、同じオプション価格が30円でも
ATMからの距離が全然違う事がお分かりかと思います。
ボラティリティやSQまでの日数によっても違いがでますが、
同じオプション価格なら、プットの方がコールよりも2倍以上距離がある事が多いです

つまり、同じ利益を得るならばプットの方がより遠くを売れるという事です。

このようにコールとプットのオプション価格は、
上下対称に同じような値段がついているのではなく、プットの方がより大きなオプション価格がついています。
つまり、同じ距離であればプットの方がオプション価格が大きいですし、
同じオプション価格であれば、プットの方がより遠くを売れるといった感じです。

この情報を聞くと、プットの方がより有利に感じますが、それは違います。
通常、株価は下落時の方が勢いが強く、値幅も大きいので、
オプション価格はその点を織り込んでいるという事です。

つまり平時であれば確かにプットを売っておけばより稼ぎやすいのですが、
暴落が起こってしまうと、一気に利益を吹き飛ばしてしまう可能性があるのです。

したがって単純にコールとプットの有利・不利を論ずることはできないのです。

プット売りは本当に危険なのか?

暴落時の印象が強い方は「プット売りは危険」と思っているようです。
でも、これも一概には言えないのです。

プット売りもやり方によっては安全に利益を得ることができるのです。

この点について以下の動画でまとめていますので、
「プット売りで安全に利益を得たい」という方は、ぜひご覧になってください(^^)/

この動画でお話しているのは、プット売り=危険 と一概には言えないという事です。
例えば、包丁や車は、確かに使い方を間違えると危険な側面はあります。
でも、危険な一面があるからと言って一概にダメとは言えないと思います。

使い方を間違わなければ、これほど便利なものはありません。

プット売りに関しても全く同じことが言えまして、
きちんとやり方を間違わなければ、これほど収益を上げやすい手法もありません。

具体的にどうやれば良いのかと言いますと、
「ボラティリティが上昇するまで待つ」事です。

プット売りで大ダメージを受ける方は、
時を選ばずいつでも証拠金目いっぱいにプットを売ります(しかもネイキッド売り)
これでは、安全な投資法とは言えません。
不意に訪れる暴落で、今までプット売りで稼いだ資金を全て飛ばしてしまうでしょう。

そうではなくて、ボラティリティが上昇するまで待って、オプション価格が上昇したところでプットを売れば、
かなり安全に収益を得ることができるのです。
つまり、きちんと安全運転していれば安全に早く目的地に着く車と同じです。

そしてもう一つ重要な事は、ネイキッド売りをしないという事です。
ネイキッド売りは、勝率が高く資金効率も高いですが、暴落にとても弱いのです。

必ず、外側の権利行使価格に買いを入れる「クレジットスプレッド」をやるようにして頂きたいと思います。
クレジットスプレッドが分からない方は、以下の記事で分かりやすく解説していますので、ぜひご覧ください(^^)/

退場を防ぐ

退場防止に必須の知識。クレジットスプレッド手法のまとめ

オプションの「売り」と「買い」 どっちがおすすめ?

コールとプットには、「買い」と「売り」があります。
つまり、
①コールの買い
②コールの売り
③プットの買い
④プットの売り
の4種類があるのです。

コールは買う権利、プットは売る権利でしたので、意味を書くと、、、、

①コールの買い・・・買う権利を買う
②コールの売り・・・買う権利を売る
③プットの買い・・・売る権利を買う
④プットの売り・・・売り権利を売る

といった感じです(笑)

これを初心者が理解しようとしてもかなり厳しいです。
僕も初心者当時、意味を理解しようと必死に頭を働かせましたが、挫折してしまいました^^;

この記事の冒頭でコールやプットを「商品名」として理解すれば良いと書きましたが、
これを当てはめると、

コールという商品を売ったり買ったりできる
プットという商品を売ったり買ったりできる

といった感じです。
「権利」という言葉が無くなっただけで、かなり理解しやすくなったはずです。

オプションには買いと売りがあるのですが、僕がお勧めするのは圧倒的に「売り」です。
お勧めする理由は、「勝率の高さ」や「値動きをピタリと当てる必要がない」といったところです。

では逆になぜ「買い」をお勧めできないのかと言いますと、
非常に難易度が高いからです。
なぜ難易度が高いのかについては、以下の動画でまとめていますので、ご覧になってください!

証券会社のHPなどでは、

オプションの買い・・・利益無限大・損失限定
オプションの売り・・・利益限定・損失無限大

と書いており、オプションの買いを勧めています。

確かにこの説明だけを見ると、買いは利益無限大で、さらに損失は限定的という事で、
売りと比べると圧倒的に有利に感じてしまいます。

でもこれにはある大事な要素が抜けているのです。
その要素とは「勝率」です。

そうなんです、オプションの買いはとても勝率が低いのです。
つまり利益無限大というのは事実なのですが、利益を得るのが非常難しく、
損失限定というのも事実なのですが、勝率が低いために小さな損失がどんどん積み重なってしまうのです。

やり方によっては10連敗、20連敗も珍しくありません。

なぜこんなに勝率が低いのかと言いますと、
相場の方向性を当てる必要があるのと、思惑の方向に相場は大きく動かないといけないからです。

ただでさえ、相場の方向性を当てるのは難しいのですが、
その上当てた方向に大きく動かなくては、利益にならないのです。

ましてや利益を大きく伸ばそうとしたら、大相場になるくらい大きく動かないとだめなので、
利益無限大というのは、絵に描いた餅とまでは言いませんが、
思っている以上に非常に難しいと考えて良いと思います。

ただ、オプションの買いに全くメリットがないかと言えば、そういう訳でもなく、
少ない資金で大きく稼ぐチャンスがある点は魅力かと思います。
いわゆる宝くじ感覚ですね。
当たる見込みは少ないけれど、一発当てれば大きな収益が望めます。

ただ、僕の場合は買いはやらずに、売りでコツコツと小さな利益を積み上げて行く方式を採用しています。
確かにオプション売りは損失無限大ですが、
損失を限定するやり方もありますので、その手法を使いながらコツコツ利益を積み上げています!

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