オプション取引は統計データを駆使することで恐怖を打ち消す効果あり

オプション取引を統計データで有利に
オプション取引の優位性

昨夜の米朝会談中止のニュースで、
ダウも日経先物も大きく下げ、
さらなるボラの上昇も期待できましたが、
驚異的なダウの底堅さで、大崩れは回避したようですね。
昨夜は、寝る前にダメもとで
6P19875@20円と6P19750@20円に
プット売りの指値を置いたのですが、
会談中止のニュースでいきなり約定し、
目が覚めた頃にはほぼ利食い寸前という、
久しぶりのオイシイ状況になりました(笑)
結局、この2日間でプット売りを3回行い、
現時点で全て利食いとなりました。

今回のプット売りは、2日間で3回も利食いできたので、
かなり出来すぎな面もありますが、
「もうちょっと下落してほしかったなー」というのは正直あります^^

日経のボラも14という過去最低レベルから、
18に上昇しただけでしたので、
それほど大荒れの相場だったというわけではありませんでした。

それでも、今回のポジションは
かなり有利な条件でエントリーできたと思います。
例えば、今回売ったプットのポジションは、

  • 6P19875@20円 売
  • 6P19750@20円 売
  • 6P19625@20円 売

だったのですが、これらの権利行使価格は、
INする確率が全て1.5%程度でした。
それほど大荒れというわけでもなかったのですが、
勝率98.5%のポジションを20円で売れたわけですから、
かなり有利なポジションだったと思います。

これは、僕の取ったポジションが良かった事を
自慢したいのではなく(笑)
もっと相場が荒れると、
さらに有利なポジションを取れるという事を示したかったわけです。

2月・3月の暴落では、日経のボラも40近くまで跳ね上がり、
非常に有利なポジションを持てました。
たしか、INする確率が0.1%とか0.2%くらいのポジションを持てました。
このポジションが取れれば、もう100%勝ちといっても過言ではありません。

そういった意味でオプション売り戦略は、
根気よく待つことが大事なのかと思いますし、
待てば待っただけ、有利なポジションを持てます。
それがオプション売り戦略の優位性だと思います。

ちなみに今、20円でプット売りをしようと思ったら、
6P20875 でした。
権利行使価格が20875円だと、6月SQまでにINする確率は、
5%まで跳ね上がります。
5%でも比較的低い値だと思いますが、1.5%と比べるとちょっと怖さがあります。

ちなみに、負ける確率が5%でも10回勝負して1回でも負ける確率は40%です。
負ける確率1.5%で10回勝負して1回でも負ける確率は14%です。

オプション売りは1回の負けが大きなダメージになってしまうので、
10回勝負して1回でも負ける確率が40%あるというのは、
ネイキッド売りするにはちょっと危ないかなと思います。

このようにオプション売り戦略は、確率の考え方も大事になってきます。
特に、僕のように暴落時に買いで向かっていくタイプは、
統計的な裏付けがあると、恐怖を打ち消す役割もしてくれます。

実際今回も、プット売りのポジションを持った時も、
「もっと下がってくれ」とさえ持っていました。
それは、もっと下がればプットの売り増しができますし、
統計的な裏付けがあるので、安心しているという面もあります。

ただ、たとえINする確率が1.5%だったとしても、
証拠金目いっぱい使っての売りはできなかったですね。

ボラがまだまだ低水準でさらなる大幅下落の余地がありましたし、
勝率98.5%でも10回やれば14%の確率で1回は負けるという事ですから。

つまり、「もっと下がっても良い」という心の余裕は、
統計的な裏付けと同時に、ポジション量を少なくしている事に尽きます。
これが目いっぱい持っていたら、きっと含み損の大きさに耐えられなくて、
恐怖で投げ売りしていたかもしれません。
これでは、大衆側と同じになってしまいますので、
やはりポジション量は少なすぎるくらいがちょうどいいかと思います。

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